忙しい毎日の中、本を読む時間を確保するのもなかなか大変ですよね。1冊をじっくり読むのもいいのですが、それでは得られるインプットが限られてしまいます。
そこで、今回は時間がない中でも多くの本からインプットを得る方法をご紹介します。
憧れの人が勧めている本を選ぶ
ただでさえ本を読む時間がないのに、選んだ本を失敗してしまうとそれだけで無駄になってしまいます。
そうならないためにも、自分に必要となる本を選ぶ必要があります。自分に役立つ本をピンポイントで選択できれば、本を読める数が少なくても、十分なインプットとなります。
自分が憧れている存在や、生き方や考え方に共感できる人がオススメしている本を読むことです。
その人の生き方や考え方は、少なからず読んだ本の影響を受けていることが多いです。そうした人が勧めている本なのですから、あなたが望むべき本である可能性が高くなります。
共感できる本は、読んでいくうちにグングンと本の内容に引き込まれ、あっという間に読んでしまうことができます。
書評を読む
すでに本を読んだ人の書評は、内容を把握するには最適です。
世の中には数多くの書評サイトやブログがあるので、読みたい本を検索すると、本の内容を引用して分かりやすく説明してくれています。
読む時間がなくても、書評を読むだけで本の内容をインプットできますし、その中で気になる本を選んで読むという選択もできます。
ビジネス書の書評・要約まとめサイト bookvinegar-ブックビネガー
マンガで読む
プレゼンテーションのスライドやブログでも、イラストや写真があるものとないものでは、内容の理解のしやすさに差が出るものです。
ドラッカーの『マネジメント』や、スティーブン・R・コヴィーの『七つの習慣』などは、ページ数も多く、内容も難しいので、いきなり理解するには時間がかかります。
しかし、最近流行りのマンガで読むシリーズは、内容も分かりやすくスムーズに頭に入ってきます。また、マンガなので、スイスイと読むことができ、時間がなくても読むことができます。
マンガで要約した内容を入れておけば、いざ時間があるときに本を読んでも、すんなりと頭に入れることができます。
本のはじめにとあとがきから読む
本の中で、言いたいことや伝えたいことの多くは『はじめに』と『あとがき』に凝縮されている場合が多いです。
著者がどのような思いでこの本を執筆したのか、本の中で何が伝えたいのかということが書かれているので、本の内容を読むにあたり内容を理解するのが早くなります。
逆に言えば、『はじめに』と『あとがき』で何を言いたいのか分からなかったり、イマイチ腑に落ちないところがある本は、中身を読んでも同じような印象をもつことが多いでしょう。
目次を読む
『はじめに』と『あとがき』を読んだ後に目次を読むと、より本の中で何が伝えたいのかがわかります。
そうした著者の思いを理解できたら、目次の中で読みたい章だけを読むというのもいいでしょう。
一冊の本の中で、全ての内容が自分のタメになるという本に出会うということはなかなかありません。
目次の中から興味がある部位だけを読めば、読む時間を短縮することができます。
章の最後から読む
本の構成を考えると、その章で本当に言いたいことは、章の最後にまとめてある場合が多いです。
章の最後から読み、その内容を戻って補完することにより、章を最初から最後まで読むよりもさらに時間を短縮することができます。
国語や英語の長文問題で、問題を先に読み、それから関係する部位を探して読むことによって問題を解く時間を短縮するのと同じです。
長々とした説明を聞いた後に結論を読むよりも、結論を先に読んでから、何故そう思うのかを読んだ方が、理解が早くなるというわけです。
合わないときは読むのをやめる
これだけ色々なことを駆使して本を選んだとしても、いざ読むと全然内容が頭に入ってこなかったり、読み進むことができなかったりする本もあります。
そういう場合は、それ以上読まないという選択肢もあります。
そういう本は、まだ読むタイミングではなかったと思うようにし、また別の機会で読むようにするといいでしょう。
人との出会いにも早すぎたということがあるのと同じように、その本とも出会うのが早すぎたのかもしれません。読むタイミングが変われば、すんなりと読めるようになるかもしれません。
どんなにタイミングを変えても読めない本はあなたには役に立たない本です。そう思って読むのを諦め、別の本を手に取る方が、あなたの役に立つ本に巡り合う可能性を高めてくれますよ。
まとめ
いかがでしたか。限りある時間の中で役に立つ本だけを読むのは、かなり難しいですよね。
今回紹介した方法は、本屋で本を立ち読みしながら読みたい本を探す際にも役立ちます。実際に私もこれらの方法を使って本を選んでいます。
皆さんが、良い本と出会えますように!
それではまた、see you!
コメント