般若心経を現代訳すると意外とためになることを言っていた。

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世の中にはいろいろな宗教が存在します。仏教、キリスト教、イスラム教、ヒンズー教などなど。

宗教というと、日本人には悪いイメージしかありませんが、その教えはそれぞれ素晴らしいことを言っています。

悪いのは宗教ではなく、それで金儲けをしたり、悪用したり、自分勝手な解釈をする人たちなのです。

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般若心経を現代訳してみる。

般若心経は修行僧ではなく庶民のための教え。

宗教が嫌いといっても、日本人に一番なじみの深い宗教は「仏教」ではないでしょうか。日本には数多くのお寺があり、その歴史はかなり古いものです。

「仏教」の教えの中で有名な般若心経は、それまで厳しい修行をしなければ幸せになることはできないという考えを真っ向から否定し、そんなことをしなくても幸せになる方法があるんだよってことを教えてくれています。

超訳 般若心経 “すべて”の悩みが小さく見えてくる (知的生きかた文庫)

 

超訳 般若心経

良いことも悪いこともすべてまぼろしです。そんなことにとらわれると、一喜一憂してしまい、心の平穏は続きません。

この世の中の常識や固定観念など、人それぞれ違うのですから「俺が正しい」とか、「お前は間違っている」なんて何の意味もないことなのです。

例えば、味や匂いなんて人それぞれ感じ方が違いますよね。あなた一人の感覚なんて他人にとっては無意味なものなのです。

だからすべてを受け入れ、ありがたく受けとめるほうが、幸せになることができます。

 

自分の欲求を追い求めるなんて馬鹿げたことです。なぜなら自分の努力だけではどうすることもできないこともあるからです。

例えば、年を取ったり、死んでしまうのは自分ではどうすることもできませんよね。だからそんなことにとらわれていたら幸せに生きることなんてできません。

自分の思いばかりが強いと、苦しいことばかり集まってしまいます。そうならないように他人を愛し、思いやることで我を捨てればいいのです。

そうすれば人生の見方がガラッと変わります。今を受け入れる自由な考え方、自由な生き方こそ究極の幸せなのです。

 

自力で苦悩を取り払おうとしても無駄です。そんなことよりも簡単な方法があります。それは真言を唱えることです。

意味なんて気にせず、一心不乱にくり返せば心が明るくなり、悩みや苦しみが消えることでしょう。

「ぎゃーてい ぎゃーてい はらぎゃーてい はらそうぎゃーてい ぼーじーそわーか」

心配しなくてもいい、変わることはいたって普通のことである。

 

般若心経はこれまでの仏教の教えにもとらわれるなと言っていた

何かを禁止して生きるのではない。

仏教の大事な教えで、「五戒」というものがあります。その五つのしてはいけない決めごとの中に「不殺生」というものがあります。

生きものの生命を殺してはならないという決めごとです。それを本当に守ろうとするならば、肉や魚だけでなく、植物も生きものですから野菜だって食べれません。「野菜はいいんだ」っていうのは個人の勝手な解釈に他ならないことになります。

また、「不邪淫戒」というものもあります。男女の肉体関係は禁止だという決めごとです。

このような不条理な決めごとを守っていたら、食事はとれないし、子孫繁栄もままならず、人類は滅亡してしまいます。

般若心経では、そんなことにとらわれず、食事をするときには生物の尊い命を「いただきます」と感謝しながら食べ、愛する男女が深く優しい情を交わして生きる。これこそが真の極楽なのだと言っているのです。

大事なことは過去の常識や「善い」「悪い」ではない。

大事なことは過去の常識や「善い」「悪い」ではありません。ましてや仏様でもない。あなた自身が重要であり、「即身是仏」つまりあなた自身が仏なのだと言っています。

しかし、仏ならば自力で安らぎを得なければならないのでしょうか。般若心経では自力で安らぎを得ることが出来ないのならば、他力で安らぎを得てもいいと言っています。

それが「真言」を唱えるということです。

誰もが知っている日本古来からの真言

「ぎゃーてい ぎゃーてい はらぎゃーてい はらそうぎゃーてい ぼーじーそわーか」なんてなかなか唱えることなんてできないですよね。でも、実はあなたも子供のころから知らぬ間に真言を唱えていたのです。日本人なら誰もが知っているあの真言です。

「南無阿弥陀仏(ナムアミダブツ)」

阿弥陀仏はもともと修行なんかしなくても苦悩から救えるという教えでした。そこで、浄土宗の開祖である法然上人が苦しんだ時には「阿弥陀仏」の名前を唱えなさいと教えました。

「阿弥陀仏」の上に「南無(すばらしい)」という感嘆詞をつけて唱える真言がそれから生まれました。

また、日蓮は法華経こそ永遠の真理だと結論付け、真言を教えました。

「南無妙法蓮華経(ナムミョウホウレンゲキョウ)」

これもまた、日本人なら誰もが知っている真言ではないでしょうか。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。最近ではロック調の現代訳など様々な形で般若心経が見直されています。

言っている中身を知ると、考え方や生き方のヒントに十分なるほどタメになることを言っていることに気が付きます。

他の宗教もそうですが、先入観を捨てて一度読んでみると、悩んだ時のヒントになるかもしれません。

 

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