あなたは大丈夫!?世の中にあふれる無料という名の落とし穴

お金
スポンサーリンク

a31c02515a631d664943f316a4382ba1_s

便利な世の中になった昨今、世間には無料のものがあふれています。

わざわざお金をかけなくても無料ですむものが増え、有料と無料では誰もが悩むことなく無料を選択することでしょう。

スポンサーリンク

 

無料だからといって損をしないわけではない

無料とは考える機会を失わせる甘い罠である

無料といえど、クォリティが低ければユーザーは使ってくれません。なので、世の中にはこれが無料?というようなクォリティの高いものがあふれています。

そういった状況では人は無料のものを優先的に選ぶことになります。結果として、人々は無料のもので済ませてしまうようになります。

しかし、本当にそれでいいのでしょうか?

無料で済ますということは、物事の本質を考える機会を奪ってしまいます。あなたも深く検討もせず無料だからという理由で選択していませんか?

無料ということはスポンサーの意向が反映されている内容であると考える。

例えばフリーペーパーの記事。無料だからという理由で何気なく読んでる記事が、実は広告主の意向を全面に出した広告記事であるということはよくある話です。

記事になっているからと、記事内容を鵜呑みにしてしまったり、潜在的にその記事を信じてしまう人はたくさんいます。

また、芸能人のブログで一時期問題になったステマ記事なども同じです。最近は少なくなりましたが、中身のともなわない商品を、さもすばらしい物と紹介する悪徳アフィリエイトサイトなどは典型的な例です。

今でこそ、その手口が紹介され騙される人も減りましたが、カラクリがさらされる前は騙される人も多数いました。何故騙されるのか?それは無料なので深く考える思考が停止しているからです。

 

無料の言葉に流されてはいけない

保険会社の場合

例えば保険。今まで保険のセールスレディーが保険を薦めてきましたが、保険金の未払い問題などが明るみになり、保険離れが進んできました。それを打破するため、各保険会社は営業マンにフィナンシャルプランナーの資格を取らせ、セールスレディーの代わりに各家庭へ送り込んできました。

さも説得力があるかように各家庭のライフプランを提案し、必要もないはずの保険も不安を煽るような営業トークで「必要だ!」と思わせるように導きます。

フィナンシャルプランナーという肩書と、無料のライフプランというのはそれだけ説得力を与えてくれます。そして最後にとどめの殺し文句を言うのです。

『うちの保険に入ってもらえれば確かに嬉しいです。けれど、私はライフプランナーなので、どこの保険を選ぼうがお客様の役に立てれば、それでだけで嬉しいんです。』と。

こんなことを言われれば、大抵の主婦は信頼して全ての保険を任してくれるでしょう。営業されるのは嫌いでも、”無料”のライフプランナーは好きですから。

しかしながら、無料のライフプランナーは契約をとることによって紹介マージンを受けとります。つまり世の中の歩合制の営業マンと何ら変わらないのです。

街の保険相談の窓口なども無料ですが、大抵は外資系の保険会社から独立したひとが多いので取り扱ってる保険会社に偏りがあります。ひどいプランナーになるとマージンが大きい保険を進める場合もあります。

家電量販店の場合

無料で提供というのとは少し違いますが、無料の情報で誘導するという例として、大型量販店の営業トークや、売れ筋ランキングなどがあります。

以前、大手家電量販店に行った際、E社のプリンターやB社のプリンターを全面的にオススメしている売り場を見て、その場にいたC社の営業マンに『同じグレードならC社のプリンターがスペックが一番良いのに何故?』と聞きました。すると、『売れた際の店舗へのマージンがうちは少ないので薦めて貰えないんです』って言っていたことがありました。

真意は定かではないので鵜呑みにするわけではありませんが、それでもあり得る話だとは思います。

世の中の売れ筋ランキングとは全然違うランキングが、お店の人気ランキングとして表示されているのを何度も目撃したことがあるということがその理由です。

 

まとめ

無料が全て悪いというわけではありません。

フリーペーパーやフリーソフトなどは広告を掲載することによって読み手、使い手の負担をなくして収益をあげることにより存続しています。広告記事ばかりでは読み手にとって有益となる記事ではないので、誰も手に取ってくれなくなります。広告だらけで内容のないフリーソフトなど誰も使わなくなります。

お試しの無料サンプルといった一面があったりする場合もあるので、一概に無料がすべて悪いということを言っているわけではありません。

何故無料なのか?ということを考えることが必要だということです。無料だからと安易に飛びつくのではなく、必要に応じてあえて有料を選ぶという選択肢を持ったとき、初めて正しい選択をすることができることでしょう。

 

コメント