おすすめのマンガ!去年200冊以上漫画を読んだ私が「間違いなく面白い漫画」を紹介する!

書評
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昨年の振り返りでもご報告しましたが、昨年は活字の本よりもマンガばかり読んでいました。

で、年末に自分の部屋を整理したところ、気がついたら去年1年間で200冊以上もマンガが増えていました。

ということで、せっかくそれだけたくさんのマンガを読んだので、その中から「間違いなく面白い!」と自信を持っておすすめできるマンガをご紹介したいと思います。

 

おすすめしたい「間違いなく面白いマンガ」15選

紹介する順番に意味はありません。連載中、完結済み限らず色々なマンガを読みました。その中で、これは読んで損はないよ!というマンガを部屋で目に付いた順に紹介していきます。

有名すぎるマンガも一部ありますが、それも含めて私の趣味ってことで…。40歳のおっさんがどんなマンガを読んでるのかという視点でもお楽しみください。

グラゼニ

グラゼニ(1) (モーニングコミックス)

まずは野球マンガから。結構ファンも多いマンガなので、一番最初に紹介するのもためらいましたが、面白いんだからしょうがない。

野球マンガの設定だと、高校野球の話や、エースだったり4番バッターが主人公のマンガが多いのですが、「グラゼニ」の主人公は「年俸1800万円の左の中継ぎ投手」の凡田夏之助。左の中継ぎ投手が主人公のマンガなんて、それだけで野球ファンには堪りません。

プロ野球の選手の裏事情的な話とか、契約更改やドラフトの話。1軍と2軍を行き来している選手の話や、ポスティングからのメジャー挑戦の話まで。どのストーリも野球ファンなら食いついてしまいます。

ちなみに、タイトルの「グラゼニ」は、『グランドにはゼニが埋まっている』というプロ野球界でよく言われる言い回しから。

野球ファンなら必読のマンガです。

 

バトルスタディーズ

バトルスタディーズ(1) (モーニングコミックス)

同じく野球マンガですが、こちらは高校野球もの。最近、廃部となってしまったかつての名門高校、PL学園を知らない人はいないと思いますが、「バトルスタディーズ」は、このPL学園の野球部がモチーフとなっています。(※作品ではDL学園となっています)

そして、このマンガの作者が、PL学園の野球部出身というのですから、その内容のリアリティー感が半端ない!今どきの部活では考えられないようなエグいエピソード満載ですが、かつての野球経験者からすると結構「あるあるネタ」的なところがあり、だからこそ強いPL学園があったのだと納得してしまいます。

まあ、昔は野球部に限らず、私立高校の体育会系の部活なんて、こんな話はざらだったんじゃないでしょうかね。

かつての高校球児は必読のマンガです。

 

HEART BALL(ハートボール)

ハートボール 1 (ビッグコミックス)

続いてご紹介するのも野球マンガなのですが、前出の「グラゼニ」と「バトルスタディーズ」は、選手が主人公のマンガに対して、この「HEART BALL(ハートボール)」は、プロ野球の球団経営にスポットをあてた異色のマンガです。

簡単に内容を紹介すると、大手食品メーカーで出世争いに敗れ、干されていた営業マンの玉田直太朗が主人公。その玉田が、子会社であるプロ野球球団「横浜はっぴ〜オーシャンズ」への出向を命じられ、オーシャンズを人気球団にするために奮闘するというお話。

昨今では、我らがDeNAベイスターズが、毎年の25億円もの赤字から黒字経営に転換したことが大いに話題になりましたが、内容的にはベイスターズが5年間でやってきたようなマーケティングがモチーフとなっています。

作者は、「冬物語」「部屋においでよ」「やったろうじゃん‼︎」などで知られる原秀則先生。

しかしながら、あまり人気がなかったのか、1巻の売り上げが悪かったのか、2015年の11月に単行本が出て以来、2巻が出る気配がありませんでした。

それが、今年の2月28日にようやく完結編の2巻が発売!

ベイスターズファンならずとも、野球ファンなら読んで損なしなマンガです。

 

Baby Steps(ベイビーステップ)

ベイビーステップ(1) (週刊少年マガジンコミックス)

スポーツマンガ繋がりでテニスマンガの「Baby Steps(ベイビーステップ)」です。

主人公の丸尾栄一郎は、成績優秀で「オールAのエーちゃん」と呼ばれる優等生。運動不足解消にと母親に勧められてテニススクールに行ったことがきっかけでテニスに目覚め、テニス選手として成長し、プロを目指していくという話です。

このマンガにハマった理由は、とにかく技術的、戦略的な話が細かくて、テニスの奥深さを教えてくれるところです。このマンガを見てから錦織選手の試合を観ると、錦織選手のすごさが本当にわかります。

テニスの面白さを教えてくれる最高のマンガです。

 

インベスターZ

インベスターZ(1)

投資に興味を持ち出した私が、最近本当に勉強になっているのが、この「インベスターZ」です。

投資にまつわる話だけでなく、経済の歴史まで勉強になるのですから、お金について学びたいと思っている私のような「お金初心者」には、一番入りやすいのではないでしょうか。

「インベスターZは」、投資業界においても大注目なマンガで、いろいろな本や雑誌、サイトなどが、この「インベスターZ」を取り上げています。ちなみに、私が最近読んだ本も、「インベスターZ」をモチーフにした投資本でした。

関連【書評】「せめて25歳で知りたかった投資の授業」は投資初心者必読の入門書だった

作者は「ドラゴン桜」で有名な三田紀房先生。お金を学びたいなら、まず初めに読むべきマンガです。

 

エンゼルバンクードラゴン桜外伝ー

エンゼルバンク ドラゴン桜外伝(1) (モーニングコミックス)

「インベスターZ」と同じく三田先生の作品である「エンゼルバンク」は、代表作の「ドラゴン桜」の続編という位置付けの作品です。

「ドラゴン桜」は東大入試をテーマとしたマンガでしたが、今度は「転職」をテーマにした作品です。主人公は、「ドラゴン桜」の龍山高校で英語教師をしていた井野真々子。教師としての成果をあげたものの、教師でいることに疑問を持ち、転職を決意します。

その井野が転職したのが転職サポート会社の「ライフパートナー」。上司の海老沢にいろいろなことを教わりながらキャリアパートナーとして日々奮闘していくという話です。

このマンガ、とにかく社会人やビジネスマン全般に向けたメッセージが多い作品です。

転職の裏側だけでなく、ビジネスで成功するためのヒントが盛りだくさんの内容であり、ビジネスマンだけでなく、これから社会に出ようとする学生さんにも当てはまる名言が多数出てきます。

 

銀のアンカー

銀のアンカー 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

同じく三田先生の作品ですが、こちらは「就職活動」がテーマの作品。先ほどの「エンゼルバンク」にも通じる話が出てきますが、内容的には就職活動をしている学生向けに特化した内容です。

「エンゼルバンク」が「ドラゴン桜」の転職版だとすると、「銀のアンカー」は、「ドラゴン桜」の就職版のような存在です。

なお、本書は最初は三田先生の元チーフアシスタントであった関達也先生との共作でしたが、5巻以降は三田先生単独の作品として、作画も担当されています。

 

マネーの拳

マネーの拳(1) (ビッグコミックス)

もう1作、三田先生の作品から、今度は「起業」をテーマにした作品です。

簡単に内容を紹介すると、ボクシングの世界王者だった主人公の花岡健は、引退後は芸能活動の傍ら飲食店を経営していましたが、赤字続きでうまくいっていません。そんな中、実業家の塚原為ノ介と出会い、Tシャツの製造販売会社を立ち上げて、ゼロから年商数十億の会社にまで成長させていきます。

このマンガの中には、そもそもどのようなビジネスが成功するのか?とか、資金繰りや人材集めに苦労する話が出てきたり、上場するときの話など、ビジネスに関わるいろいろな話が出てきます。

起業を目指すなら、読んでおいて損はないマンガです。

ちなみに、最終巻の12巻がプレミアムが付いていて、手に入りづらくなっています。読むなら、Kindle版か、全巻セットで手に入れるのがオススメです。

 

BLUE GIANT(ブルージャイアント)

BLUE GIANT SUPREME 1 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)

音楽マンガは数ありますが、「BLUE GIANT」は珍しくJAZZがテーマのマンガです。

将来、何をしたいかわからず平凡な学生生活を送っていた主人公の宮本大が、友人に誘われて行ったライブハウスでのJAZZ演奏を聴き、プロのJAZZミュージシャンを目指すという話。

このマンガの良さは、JAZZに対する「熱さ」。音楽に対する本気の熱さを感じさせてくれます。そしてライブシーンの圧倒的な迫力。マンガなのに、聴こえるはずのない音が聴こえてきます。いや、実際には聴こえるはずがないんですが、演奏者の表情、しぐさの描写、そしてコマの迫力と演出。そのひとつ一つが聴こえるはずのない音を私の耳に運んでくれるんです。

音の聴こえるマンガといえば、ハロルド作石先生の「BECK」が有名ですが、あのマンガを読んで以来の衝撃でした。

作者は、「」の大ヒットで有名な石塚真一先生。山登りの魅力を存分に表現した石塚先生の作品なのですから、面白くないはずがないワケで。学生時代、JAZZの魅力にハマり、JAZZ研に入っていた私としては、出てくるエピソードの一つ一つが心に響きます。

マンガ史上に残るJAZZマンガ…いえ、音楽マンガです!

 

4月は君の嘘

四月は君の嘘(1) (月刊少年マガジンコミックス)

2015年9月に実写化された「4月は君の嘘」ですが、「ONE PIECE」作者の尾田栄一郎先生が、とあるテレビ番組で絶賛し、その才能に嫉妬したと紹介したマンガとしても有名です。

実際、私もその話を聞くまでこのマンガのことを知らなかったのですが、試しに1巻だけ購入して読んでみたら、1話目でいきなり鳥肌が立ってしまいました。確かに、このマンガ…すごいです。

内容としては、幼少期から天才ピアニストと呼ばれた主人公の有馬公正は、母親の死をきっかけにピアノの音が聴こえなくなり、ピアノから離れてしまいます。そんな公正の前に現れたのがヴァイオリニストの宮園かをり。彼女の個性的な演奏を聞き、それまで色を失っていた公正の世界はカラフルに色づき始めます。

少年マンガらしく、悩みや葛藤、そして友情や恋愛をテーマにしているのですが、このマンガの最大の特徴も、「BLUE GIANT」や「BECK」と同じく音が聴こえてくるように感じること。

ただし、「BLUE GIANT」や「BECK」の音が聴こえるというのは、その圧倒的な熱さと迫力ある描写力からくるものですが、このマンガの音は柔らかなクラシックの音色。前出の2作品の描写の仕方とは全く違う表現力で、クラシックの繊細な表現や、テクニックを描写しています。

主人公の世界を再び色づかせた宮園かをりが、ピアノの音が聴こえなくなった公正に教えてくれた、たくさんの経験と1つの嘘。恥ずかしい話、ラストではこの歳で泣いてしまいました。マンガを読んで泣くなんて…。

有名すぎるマンガなので紹介するのもためらいましたが、そんなことを気にさせないぐらい最高のマンガです。

 

お慕い申し上げます

お慕い申し上げます 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

マンガでは珍しい「お寺」と「仏教」をテーマとした作品です。かつてのように檀家さんという制度が崩壊しつつあり、寺の存続やシステムの問題点についても取り上げています。そして、仏教の教えについても詳しく出てきます。

主人公の佐伯清弦は、「祥願時」に生まれ、僧侶となり、寺を継ぐつもりでいます。そして清弦は、立派な僧侶となるため、妻帯しないと心に決めます。とはいっても、そこは年頃の青年です。立派な信念とは裏腹に、抑えきれない性欲に悶々とした日々を送っていくというお話。

登場人物のさまざまな悩みや迷いを、仏教の教えによって導いていく内容は、仏教をわかりやすく学べるマンガとして非常にためになります。

人は何故生きるのか?何のために生まれてきたのか?そんな悩みだけでなく、苦しいとき辛いときに楽になる教えなど、日本人にはやっぱり仏教の教えがしっくりくるなーと感じさせてくれる作品です。

 

喰う寝るふたり住むふたり

喰う寝るふたり 住むふたり 1巻

同棲カップルの日常を描いた漫画ですが、1つのストーリーに対して男女それぞれ2つの視点で描かれているザッピング要素のあるマンガです。

内容は、交際10年、同棲8年の三十路直前カップルの二人の、喧嘩をしたり仲直りしたりというような軽い話から、結構マジメな話まで、大事件は起きませんが、だからこそリアルなストーリーだったりします。

私も結婚前、奥さんと1年間同棲していたのですが、このマンガに出てくるような「あるある話」が結構ありました。それゆえに、相手がその時どう思っていたのかという女性の気持ちがわかって、今まさにそれを学べています。

そして、同じく自分のこともわかって欲しくて、奥さんにも勧めて読ませてみました。まあ、男性目線のことをどこまで理解してくれたかはわかりませんが、奥さんも「めちゃくちゃ面白かった!」と絶賛していました。

付き合いが長くマンネリ気味なパートナーがいる方だけでなく、結婚している方や、これから恋愛をする方にも読んでもらいたいおススメのマンガです。

 

Real Clothes(リアル・クローズ)

Real Clothes 1 (クイーンズコミックスDIGITAL)

少女漫画からは「Real Clothes(リアル・クローズ)」です。

内容は、新宿の大手百貨店の婦人服売り場で働く主人公が、仕事と恋に打ち込み、懸命に生きていく姿を描いた作品です。

話の展開とか、出てくるキャラクターが印象的で、ドラマ化向きのマンガだなーと思って読んでいたのですが、実際に香里奈主演でドラマ化されていたんですね。まあ、面白かったかどうかは別ですが…。

百貨店の婦人服売り場とバイヤーの裏側が描かれているのですが、このマンガで学べるのは、「仕事」とは何か?ということ。どんな仕事でも結果は求められます。だからこそ厳しいことも言われるし、嫌いな人間とも仕事をしなければなりません。そこで上手くやれるかどうかは、一緒に仕事をする人のことを「尊敬」できるかどうか。

どうしても感情優先になってしまうことがあるのですが、そこを乗り越えて相手を「尊敬」できれば、いい仕事ができるということを教えてくれます。

百貨店版の「悪魔を着たプラダ」という感じですので、あの映画が好きな方には特におすすめのマンガです。

 

東京タラレバ娘

東京タラレバ娘(1) (Kissコミックス)

ドラマ化されて話題となっている「東京タラレバ娘」ですが、アラサー女子のリアルな恋愛観と結婚観を表しており、めちゃくちゃ面白いです。

ドラマでは、結構毒抜きされているので、リアルなアラサー女子の現実よりもマイルドに描かれているように思えますが、マンガの方ではリアル感満載です。

実際、私の知り合いのアラサー女性たちの恋愛相談を聞いていると、「タラレバ娘」に出てくるようなツッコミを入れたくなることがたくさんあったので、「うわー、わかるわー。」「だから結婚できないんだよ!」と、ついつい頷きながら読んでしまっています。

ただし、アラサーの気持ちがわからない20代前半以下の方たちには、まったく共感できないマンガかもしれません。読む人を選ぶマンガですが、ターゲットど真ん中の方にはハマりすぎるマンガです。

 

波よ聞いてくれ

波よ聞いてくれ(1) (アフタヌーンコミックス)

舞台は北海道の札幌。主人公の鼓田ミナミが、ひょんなことからローカルラジオのDJをやることになるという話。ところどころに出てくる小ネタ満載なのが非常に面白いです。

このマンガの面白いところは、無駄にハイテンションなところ。読んでいて爆笑するような面白さというわけではありませんが、セリフの一つひとつのセンスが秀逸で、芸人さんのひな壇トーク番組を見ているような感覚になります。

最近読んだコメディーマンガでは、抜き出た作品のひとつです。

 

まとめ

昔から漫画が大好きで、社会人になっても活字の小説より漫画ばかり読んでいました。マンガで教わった大事なこともたくさんあります。

30歳になってから本を読むようになり、一時期マンガから離れていた時期もありましたが、久しぶりに読んでみると、やっぱりマンガは面白くてタメになることばかり。

今年は、また本もたくさん読もうと思っているので、マンガを読む数が減るかもしれませんが、それでもまた面白そうなマンガを見つけて読んでいこうと思います。

今回ご紹介したマンガの中で、気になったものがありましたら、ぜひ読んでみてください。

それではまた、see you!

 

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