自分の中に、譲れない信念があったりしますか?
ブレない信念を持つことが正しいとことされ、信念を待たないとダメだとよく言われますが、信念を貫こうとすればするほど頑固になってしまい、逆に不幸になってしまう人もいます。
幸せになるための信念が、逆に不幸になるキッカケにもなってしまうのです。
自分の信念を持つことは正しい
自分の中に基準を持つことは正しいことです。迷ったり悩んだりした時、基準や信念に沿って行動していけば、自ずと正しい選択をすることができるからです。
成功している人や企業は、それぞれの理念や信念を大事にしているからこそ、回り道をせず、間違った方向に進まずに成長することができているのです。
逆に、行き当たりばったりで、その場しのぎの選択しかしない人や、形だけの経営理念を掲げて、実際はそれに逆行するようなことしかしていない会社も山ほどあります。
そういった人や会社は、必ずどこかで行き詰まりますが、理念や信念とかけ離れた行動ばかりしてきたので、周りからの信用もありません。
信用されていないので、周囲からの助けを受けることもできなくなってしまいます。
自分の信念を持つのは幸せになるためのはず
しかしながら、自分の信念を持てば必ず幸せになれるのかというと、そうでもなかったりします。誤った信念が自分の首を絞めてしまうこともあります。
私の友人は、自分の信念を曲げることができず、離婚することになってしまいました。細かい事情は省きますが、周りの人がそんなことで!?と思うようなことが彼には許せなかったようです。
もし、彼がその信念を捨てることができれば、もともと仲の良い夫婦だったので、離婚という選択はなかったかもしれません。
しかし、彼は信念を貫くことを選びました。それが幸せになる選択かどうかということとは関係なく、自分を貫くということを選んでしまったのです。
時には信念を見直すことも大事
離婚するという選択が、彼にとって幸せになるのかどうかというのはわかりません。それまで仲の良い夫婦だったので、それが本当に正しい選択だったのかと心配しています。
もし彼が、自分の信念を捨てることができたのならば、上手くやれていたのかもしれません。自分の信念よりも大切なものに気がつくことができれば、結果は違うものになっていた可能性もあります。
大事なことは信念なのか?それとも信念を貫いた先にある幸せなのか?
目的が大切なのか、手段が大切なのか。そこを間違えてしまうと、選択肢を誤ってしまいます。そうならないよう、時には信念を見直すことも大事なのかもしれません。
間違った信念は自分で気づくしかない
自分の持っている信念は、自分では間違っているとは思えないものです。他人に何を言われたとしても、信念を貫く人はそれを曲げないものです。
その信念が本当に正しいものであれば、貫くことは正しいことでしょう。しかし、万が一間違ってしまっていたとしたら、それは取り返しのつかない結果になってしまうこともあります。
他人の意見では曲げられないのであれば、自分で立ち止まり、客観的に信念を評価するしかありません。
その信念を貫くことで幸せになれているのか?目的のための正しい信念なのか?という視点で振り返り、見返すことが必要です。
まとめ
長く生きていくと、自分という人間がだんだんと出来上がり、変えることは難しいという人がいました。
わかっているけど変えられない、そう思っている人も多いかと思います。しかし、変えられないのではなく、自分で変えないという選択をしただけです。
自分で決めた信念に縛られるのではなく、何のための信念かをもう一度考えてみることも大切です。
それではまた、see you!
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