行き当たりばったりという人をよく見かけます。常にその場の最善を尽くすと言えば聞こえはいいですが、計画性がなく視野が狭いだけとも言えます。
そういった人で成功している人をまず見かけません。
成功する人は数年先を見ている
明日のことも考えられない人が成功するわけがありません。
成功する人は未来を見据え、5年後10年後にどのような人生にしたいかというビジョンを描き、そこから逆算して道筋を決めます。
対して、いつまでたっても成功できない人は、目の前のことだけをやろうとします。すると、将来のビジョンがボヤけていて、道筋も曖昧なため、最短距離を突っ走ることができないからです。
目的に向かって進んでいるつもりが、少しづつ方向が狂い、いつの間にか全然目的に届かない努力を一生懸命しているということが起きます。努力が報われないという理由がまさにこれです。
人生設計も会社経営と同じ
通常の会社を例に挙げてみましょう。企業では、5年先までの中期計画をたて、中期計画を達成させるために3年先の計画をたて、その年の年間計画をもとに半期、月次の計画を立てます。
全ての計画が繋がっており、進捗や社会環境の変化によって都度見直しを行うので、目的に向かって最短距離を突っ走ることができます。(計画に問題があるかどうかというのはおいておいて…)
同様に人生についても、この先どの様になりたいかというライフプランを持つことが大切です。ゴールを決め、ライフプランによって道筋を明確にすることによって、小さな目標を立てやすくします。
あとは、その小さな目標をひとつづつクリアしていくだけで成功に近づくことができるのです。
そういった意味では、人生設計もできない人は、会社経営なんてできないし、経営したとしても続けることは難しいでしょう。
今を生きるというのは明日も生きるということ
かつて、20代だった頃の私は、ライフプランなんて考えたこともなく、貯金もなく、行き当たりばったりの人生を歩んでいました。
「宵越しの銭は持たねぇ!」とか「今日が楽しければいい!」といった江戸っ子の真似事みたいなことを、言い訳のように言っていたのを思い出すと、後悔しかありません。
そんな人生を過ごしていたせいで、いざ何かを始めようとしても、スキルもお金もゼロから始めなければなりませんでした。
今の自分は、過去の自分が作り上げたというのであれば、過去に戻って何とかやり直したい気持ちで一杯です。
まともに人生を考えるようになったのは結婚してからですし、より具体的に行動を起こしたのは子供ができてからです。そういった意味でも結婚が私の人生を変えてくれたとも言えます。
関連記事:誰のせいでもない今の自分は過去の自分が作り出したもの。
まとめ
今を生きるというのはもちろん大切なことです。今があるから未来があるのですから、先ばかり見て足元が見れていないのも問題です。
しかしながら、昔の私のようにあまりにも先のことを考えていないのであれば、苦労するのは未来の自分です。
成功するためには、未来と現在を見つめるバランスを保つことが重要なのです。
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