確定申告の時期になりましたね。巷で話題となっている「ふるさと納税」をされている方は、確定申告を忘れないようにしないといけませんね。
ちなみに私は、どんなに得だと言われていても「ふるさと納税」をする気がありません。
それにはちゃんとした理由があるからなんです。
加熱する「ふるさと納税」のお礼の品
ふるさと納税って、最初知ったときは良い制度だなって思ったんです。地方には、どんどんと過疎化が進んでいる市町村がたくさんあるので、自分や両親の生まれ故郷に、少しでも役立てるように税金の一部を寄付することができるのは、良い制度だなって思いました。
しかし、全然関係ない地方自治体にも寄付ができるので、各自治体は競い合うようにお礼の品を用意して、全国各地から寄付を集めるようになりました。お肉や野菜、お米などにとどまらず、パソコンやプリンターなどの家電製品まであったりします。
そして、ふるさと納税を利用する人は、これらのお礼の品を目当てに、自分とは全く関係ない市町村に寄付をしています。ネット上では、ふるさと納税を利用しなければ損しているというような情報もたくさんあり、さらに利用者が増えているみたいですね。
でもこれって、当初の目的から外れてしまっていませんか?
他の自治体に寄付をすると自分が住んでいる市町村の税収が減る
ふるさと納税の仕組みとしては、他の自治体に寄付をした場合、自分が住んでいる自治体に納めた税金が戻ってくるというもの。つまり、他の自治体に寄付をすると、自分が住んでいる自治体の税収が減ってしまうということです。
自分が住んでいて、行政のサービスやいろいろな控除を受けているにもかかわらず、全く関係ない自治体に、本来払うべき税金を払っていることになります。
結果的に、自分の住んでいる自治体の税収が少なくなってしまっては、今後受けられるはずの行政サービスがなくなってしまう可能性も出てくるわけです。
自分の目先の利益のために、将来の自分自身が損をしてしまうことになったら、何が得なのかわからなくなってしまいます。
なので、私は「ふるさと納税」を利用しないという選択をしました。
「ふるさと納税」には良い面もある
ただし、ふるさと納税にも良い面もあります。自分の生まれ育った故郷を応援するための寄付ができたり、熊本地震で損害を受けた市町村に寄付をして、お礼の品を辞退するなど、もともとの趣旨の「ふるさと納税」であれば利用するのもありかなと思っています。
私自身は、生まれも育ちも神奈川県なので、生まれ育った故郷に寄付するということはないのですが、災害を受けた市町村への寄付という利用の仕方なら、利用するかもしれません。
ただ、やっぱり自分が今住んでいるところに税金を払うというのが最優先だと思っています。
あっ、でも勘違いして欲しくないのは、節税をすることを否定しているわけではありません。私自身も、払わなくていい税金は払いたくないですし、できるだけ税金が安くなれば、それに越したことはありません。
そうではなくて、お礼の品目当てに他の自治体に寄付をしないと決めているだけです。
まとめ
こんな記事を書きましたが、別にふるさと納税を利用されてる方をdisっているわけでも、否定しているわけでもありません。
私個人が勝手に「ふるさと納税」を利用しないと思っているだけです。
人にはそれぞれ考え方がありますので、自分が得する「ふるさと納税」は利用しなきゃ損だ!と思うのであれば、利用したほうがいいでしょう。
「ふるさと納税」は、年収が高ければ高いほど得する制度です。利用するのであれば、しっかりと「ふるさと納税」の仕組みを理解して、一番得する方法を知ってください。
それではまた、see you!
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