うちの息子も1歳と9カ月になり、私が休みの日には毎週のように公園にお散歩に連れてっています。
今までは、息子の写真を家の中で撮ることが多かったんですが、外に連れまわすことによって、いろいろな写真のバリエーションが増えてきました。
そうすると、また新しいレンズが欲しくなってしまうんですよね 笑。
以前は一眼レフカメラを始めたばかりで、どんなレンズを買ったらいいのかわからない!って方のために、おすすめレンズを紹介したのですが、今度は子供の年齢に合わせたおすすめレンズを紹介してみようと思います。
関連記事:子供が生まれたら一眼レフカメラとレンズを買おう!おすすめレンズを紹介します
0歳から1歳でおすすめのレンズ
まず、生まれたばかりの赤ちゃんですから、1年ほどは家の中での撮影がメインとなります。また、すぐにハイハイをして家中動き回りますが、それでも半年ほどは同じような写真ばかりになることでしょう。
そこで、おすすめしたいのが、マクロレンズです。
何故マクロレンズなのか?それは、生まれたばかりの赤ちゃんをたくさん撮るためです。
生まれたばかりの赤ちゃんは、寝てばかりです。当然ですよね、赤ちゃんは寝るのが仕事ですから。そんな赤ちゃんを毎日同じアングルで撮ってもつまらない写真になってしまいます。そこで、おすすめしたいのが、赤ちゃんのパーツを一つづつ撮っておくことです。
赤ちゃんのキラキラした澄んだ眼や、ものすごく小さな手足は、この時期だからこそ撮れる貴重な写真です。そんな写真を撮ろうとしても、普通のレンズでは上手く撮れません。一眼レフカメラの標準レンズは、接写に対応しておらず、被写体に近づいて撮影することができないからです。
そのため、一眼レフカメラで近づいて撮るには、専用のレンズが必要となります。それがマクロレンズです。
また、家の中で撮影することが多いので、F値が小さい明るいレンズがいいでしょう。というわけで、その二つを兼ね備えるおすすめレンズが単焦点のマクロレンズです。
Canon EF-S60mm F2.8マクロ USM APS-C対応
単焦点レンズの良さは、綺麗な背景ボケで撮ることができるということです。背景ボケで撮ることによって、被写体である赤ちゃんを浮かび上がらせることができます。
APS-C専用のレンズですので、焦点距離は35mm換算で96mmと中望遠レンズになりますが、将来的にポートレート撮影に使うにも適したレンズです。
Nikon AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G ニコンDXフォーマット専用
CanonのAPS-C対応マクロレンズは、60mmのみですが、Nikonには40mmがあります。焦点距離は35mm換算で60mmとなり、CanonのEF-S60mm F2.8よりも広角に撮影できるのがポイント。
価格も3万円以下で購入できるので、子供が生まれたNikonユーザーには、まずこのレンズを買っとけ!と強くお勧めできるレンズです。
TAMRON SP AF60mm F2 DiII MACRO 1:1 G005E
こちらはサードパーティ製のレンズです。TAMRONのマクロレンズと言えば、90mm/F2.8がかなり評判が良くて有名なのですが、この60mm/F2も負けず劣らず評価の高いレンズです。
このレンズも、Canon EF-S60mm F2.8と同様に焦点距離は35mm換算で96mmという中望遠レンズとなりますが、特筆すべきはF2と非常に明るいレンズであるということです。それにより、暗い室内でも綺麗に撮ることができます。
弱点を言えば、AFが遅いことと、フォーカス時の音が若干うるさいことです。暗い室内では、AFでのピント合わせに苦労しますが、ほとんど動かない赤ちゃんを撮るなら問題ないでしょう。それでもストレスを感じるのであれば、マニュアルフォーカスで撮影することをおすすめします。
1歳から3歳でおすすめのレンズ
1歳になると、ヨチヨチ歩きをしだして、外に出かけてお散歩がてら撮影することが増えてきます。
そこでおすすめしたいのが、ズームレンズです。
それまでは、室内であまり動きがなかったので、ばっちりと構図を決めて撮影することができましたが、この頃になると、チョロチョロ動き回り、ジッとしていてくれません。そういった意味では、まだまだコチラの要望に応えることができない小さい子供には、ポートレート撮影など期待できないと思った方がいいでしょう。
また、子供から離れてカメラを構え、横の動きに対応しようとしても、カメラを構えているのを見つけた子供は、カメラに向かってきてしまいます。そういった予測できない子供の動きに合わせた撮影では、焦点距離を合わせるのに動かなければならない単焦点レンズよりも、ズームレンズの方が重宝するのです。
TAMRON SP AF17-50mm F2.8 XR DiII VC APS-C専用 B005E
子供の素早い動きに対応するには、やはり明るいレンズでシャッタースピードを稼ぎたいところです。そこでおすすめしたいのが、TAMRONの17-50/F2.8です。
純正の大口径標準ズームレンズを買おうとすると、びっくりするような値段を出さなければ買えませんが、このレンズであれば、かなりリーズナブルな値段で手に入れることができます。
キットレンズと焦点距離がかぶりますが、このレンズであれば、キットレンズでは撮れない背景ボケの写真が簡単に撮れるのも魅力ですね。
SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM APS-C専用 884543
TMRONレンズと違って、F2.8通しではありませんが、代わりに焦点距離が70mmまであります。焦点距離は35mm換算で105mmと、標準レンズでは足りなかった中望遠側までをカバーしてくれます。
また、ちゃんとしたマクロレンズではないので、等倍で撮ることはできませんが、最短撮影距離22cm、最大倍率1:2.8のなんちゃってマクロがついているので、マクロレンズは欲しいけどズームレンズが使いたいという人におすすめです。
実際、子供をアップで撮るときはちゃんとしたマクロレンズがいいのですが、広角側が必要な場合には標準レンズに取り換えなければなりません。そういった手間をなくしたい人は、このレンズがあれば生まれたばかりの時からも使えるという優れものです。
3歳から5歳でおすすめのレンズ
保育園や幼稚園に通いだすと、お遊戯会や運動会などのイベントが増えてきます。そういったイベント時には、邪魔にならないよう撮影ポイントが決められていたりして、単焦点レンズや標準ズームレンズでは距離が足りなくなってしまいます。
そこで必要となってくるのが、望遠レンズです。
ある程度、望遠側の焦点距離に対応できると、シャッターチャンスを撮り逃すことなく収めることができます。
Canon EF-S55-250mm F4-5.6 IS II APS-C対応
APS-C専用レンズで、焦点距離は35mm換算で88~400mmと、望遠側はほぼ満足します。ただ、暗いレンズなので室内撮りにはあまり向いていません。
最近の保育園は、園庭がないところが増えており、近所の小学校の体育館を借りて運動会を行う場合がありますので、お子さんが通う保育園や幼稚園のイベントが室内が多いのか室外なのかを確認しておいた方がいいでしょう。
Nikon AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR ニコンDXフォーマット専用
55-200mmの方が、1万円ほど安いですが、それで距離が足りない思いをするくらいならこちらを買っておきましょう。幼稚園や保育園の運動会では200mmでも足りるかもしれませんが、300mmあれば小学校の運動会や中学、高校の部活動の撮影まで対応できます。
ただ、こちらのレンズもCanon EF-S55-250mmと同様に暗いレンズなので、注意が必要です。
TAMRON SP 70-200mm F2.8 Di VC USD フルサイズ対応 A009E
いきなり値段がボンと跳ね上がったレンズを紹介します。室内のイベントが多い場合、暗いレンズでは話になりません。よって必要になってくるのがF2.8という明るいレンズです。
サードパーティ製のレンズにもかかわらず10万円オーバーの価格ですが、純正メーカーで同スペックのレンズとなると軽く20万円オーバーとなってしまいます。つまり、それだけの価値があるスペックのレンズであると言えるでしょう。
70-200mm/F2.8のレンズは、他にも出ていますが、画質という点で純正メーカーにどうしても劣ってしまうという欠点がありました。しかしながらこのA009Eは、画質の面でも評価が高く、そういった意味でもコストパフォーマンスが最高なレンズと言っていいと思います。
※なお、このレンズはキヤノンEOS 8000D、EOS Kiss X8i との組み合わせにおいて、ライブビュー撮影時に正常にAFが作動しないことが判明しているようなので、注意が必要です。
番外編
TAMRON AF18-200mm F3.5-6.3 XR DiII APS-C専用 A14E
広角域から望遠側まで、これ1本で大抵のシチュエーションをカバーできる便利ズーム。価格帯も2万円以下というお手ごろ価格で、とりあえずでも持っておいて損はないレンズです。
TAMRON 16-300mm F3.5-6.3 DiII VC PZD MACRO APS-C専用 B016E
コチラも同じく広角域から望遠側までカバーできる便利ズーム。18-200mmと比べて値段がかなり上がってますが、望遠側が300mmまであることと、なんちゃってマクロがついていることが大きなメリットです。
それにより、ほとんどすべてのシーンがこれ1本でカバーできるので、レンズの交換がめんどくさいズボラなパパさんにうってつけのレンズです。
※なお、このレンズもキヤノンEOS 8000D、EOS Kiss X8i との組み合わせにおいて、ライブビュー撮影時に正常にAFが作動しないことが判明しているようなので、注意が必要です。
まとめ
こうして考えると、本当にレンズ沼という言葉がぴったりくるほど様々なレンズが必要となってきてしまいますね。
そのため、予算が無制限の人は、いくらでもその時必要と思うレンズを買えばいいのですが、予算に限りがある私のようなパパさんには、子供の成長を見越したレンズ計画が必要になってきます。
カメラの本体は、モデルチェンジのスパンが3~5年と短く、安くなって買ったとたんにモデルチェンジになったなんてことがザラですが、レンズはモデルチェンジのスパンが長いので、一度買うと当分の間は財産として持つことができます。
なかなか全部を網羅できない場合には、中古品やレンタルという選択肢もあるので、使用用途を十分加味したレンズ購入計画を立てるようにしましょう。
それではまた、see you!
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