先週末に放送していた、「新ナニワ金融道」というドラマを観ました。SMAPの中居くんが主演している人気シリーズです。
これまでは何気なしに、ただのドラマとして観ていたのですが、お金の勉強を始めてから観てみると、実はタメになる話だったことに気がつきました。
借金をする人の体質は慣れからくるもの
多くの人は、小さい頃から借金をしてはダメだ!と教えられてきました。ですから、借金をしたことがない人にとって、初めて借金をする時には非常に罪悪感があります。
しかし、様々な理由でお金が必要になってくると、仕方なく借金をしなければならないことがあります。最初は罪悪感があるので、できるだけ少ない金額にしようとか、早く返済しようという気持ちがありますが、繰り返し借金をすると、その罪悪感がなくなっていきます。
最初は親、兄弟。次に友人、知人、とまずは身近な人から無利子無担保でお金を借りようとします。そして、そこで借りれなくなると、次はクレジットカードのキャッシングを利用します。
このクレジットカードのキャッシングというのが厄介なんです。
ア◯ムやアイ◯ルなどの消費者金融から借金をすることに抵抗がある人も、サイフに入っているカードを使い、銀行やコンビニのATMでお金が借りれてしまうのですから、借金をするハードルとしては低くなってしまいます。
すると、いつの間にか自分の貯金を引き落とすように、限度額いっぱいまでお金を借りるようになっていきます。そして、限度額によってお金が借りれなくなると、消費者金融に走り、それでも足りなくなると、クレジットカードのショッピング枠を現金化するという裏ワザを使うようになってしまうのです。
こうして、ありとあらゆる方法を使って、どんどんと借金を膨らませていくことになります。
最初は罪悪感がありながら仕方なくしてしまった借金が、いつの間にか気軽に借金をするようになってしまうのです。
契約書を読まない
ドラマの中で出てきたのが、契約書を読まないでサインをしたことによってピンチに陥るという事。実際、契約書の中身がよく分からず、なんとなくでサインをしてしまっている人も多いのではないでしょうか。
ドラマでは、あきらかに契約者が不利になる内容だったので、契約に問題ありとして反故に出来る可能性はあります。契約者に不利となる項目については内容を説明する義務がありますので、サインをしたからといって、全て騙されてしまうわけではありません。
しかしながら、現実で騙そうとする人にとっては、そんなことは百も承知です。分からないようにうまく説明し、契約者が不利だと一概には言えないような内容にする場合もあります。
そうすると、サインをしてしまったという事実はあるわけですから、裁判をしたとしても負ける可能性はあるということです。
契約書を読まない人が言うのは、「難しくてよく分からない」「相手を信用しているから大丈夫」といった理由が多いようです。でもちょっと待ってください、本当にそれでいいんですか?
大事なことを分かろうともせず、他人に委ねるなんて明らかにおかしいですよね?また、いい人だから信じてると簡単に信用しますが、相手はうまく騙そうとしているんですよ?
それこそ、いい人の振りをして信用させることなんて簡単です。少し優しくされたり助けてもらっただけで信用するなんて、騙されるべくして騙されたとしか言いようがないですよね。
共通するのはお金の知識がないこと
これらのことは、実際つい最近まで自分も経験してきたことです。軽い気持ちで借りた、たった10万円の借金から、いつの間にか何度もキャッシングを繰り返し、気がついたら150万まで増えていた時期かありました。
さすがに消費者金融からは借金をしませんでしたが、返しては借りてを繰り返していたので、全額返済するのに5年以上かかってしまいました。
また、自分は騙されるはずがないと根拠のない自信から、ほとんど契約書に目も通さずにサインをするなんてこともしばしば。幸い、騙されるようなことはありませんでしたが、それでもいつ騙されてもおかしくない状況でした。
「淀越しの金は持たない!」などと、東京生まれでもないくせに江戸っ子みたいなことを言い、今が楽しければいいと、将来のことを考えないようにしていたのは、お金に対する知識が全くなかったからだと思います。
いろいろとお金について学んでみると、堕落した人生を歩んできた理由が分かったような気がしました。
まとめ
お金に関するドラマって意外と多いんですよね。最近では同じSMAPの草濶くんが主演する「銭の戦闘」というドラマがやっています。
昨年は、「極悪がんぼ」というドラマが月9でやっていましたし、「闇金ウシジマくん」も人気でした。
それでも、他人事のように観てしまっているうちは何も得るものもありません。自分で何かに気づくしかないんですよね。
ただの娯楽とするか、そこから何かを学ぶか。全ては自分次第だということです。
それではまた、see you!
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