普段は一眼レフを使っているのですが、さすがに毎日持ち歩くには重い。そろそろセカンドカメラとしてコンパクトデジタルカメラ(以下コンデジ)が欲しいなぁと思い、いろいろ検討したところ、Canon Powershot S120 を買いました。
ということで、選んだ理由とか、他のカメラと比較したこととか、その他もろもろのレビューです。
なぜ今更コンデジなのか?
普段は一眼レフカメラで子供の写真をバシバシ撮っているのですが、一眼レフの欠点はかさばるし、重いということ。さぁ撮るぞ!と思わなければいけないので、毎日の成長は携帯のカメラで撮ることのほうが多くなってしまっています。
ただ、最近の携帯のカメラは、画質も良くなり記録写真としてはいいのですが、せっかく撮ってもなかなか満足できる写真は撮れません。もう少し手軽に持ち歩けて、良い写真が撮れるセカンドカメラが欲しいなぁと思っていました。
しかし、一眼レフを持っているので、ミラーレスという選択肢はありません。確かに一眼レフよりは軽いのですが、それでも毎日カバンに入れて持ち歩くには重すぎますし、レンズの飛び出しがカバンの中に入れるときにかさばるというのがその理由です。
それでも、一万円台の格安コンデジを買うくらいなら、携帯のカメラで十分なわけで。そこで、画質も良いハイエンドコンデジ(高級コンデジ)を選ぶことにしました。
検討したのはCanon Powershot S120とSONY サイバーショット DSC-RX100
というわけで、ハイエンドコンデジをいろいろ調べたのですが、ブロガーさんに人気なのは、RICOHのGRのようです。ハイエンドコンデジの最高峰という評価の高いカメラですが、有名人や有名なブロガーさんは、こぞってこのカメラを買っていました。
「RICOH デジタルカメラ GR」を購入しました:)|OZPAの表4
GRを買ったのでshio流GR設定を参考にセッティングしました!|男子ハック
確かに、コンデジにもかかわらず、一眼レフやミラーレスに搭載されているAPS-Cサイズのセンサーを搭載した最高の画質の写真が撮れるコンデジです。単焦点レンズにも係らず、F値が2.8なのがやや物足りない感じがしますが、それを補って余りあるほど綺麗に撮れるのはAPS-Cセンサーのおかげでしょう。
しかし、単焦点レンズのため、ズームが使えず、Wi-Fiにも対応していません。何よりも、安い一眼レフなら買えてしまうほどの価格設定がネックでした。
セカンドカメラにするには、高スペックすぎて値段が高すぎるのと、少し使い勝手が悪いというのがGRを選ばなかった理由です。それよりも、もっと気軽に持てるカメラとして見つけたのが、Canon Powershot S120とSONY サイバーショット DSC-RX100でした。
Canon Powershot S120とSONY サイバーショット DSC-RX100を比較
Canon Powershot S120は、昔からユーザーの評価が高いCanon ハイエンドコンデジ、Sシリーズの最新機種です。発売から1年が経過して、価格もかなり値下がりしているので、かなり狙い目の機種でした。-Canon 公式HPはコチラ-
それに対して、SONY サイバーショット DSC-RX100は、コンデジでは珍しい1.0型のイメージセンサーを搭載した機種で、RICOH GRのAPS-Cセンサーよりは劣りますが、それでもコンデジではかなりの大型センサーを搭載した機種です。
コチラも、2013年に発表された機種で、すでにRX100M2,RX100M3という後継機種が発表されて、値段的にもかなりお手ごろになりました。-SONY 公式HPはコチラー
イメージセンサーの詳しい説明は面倒なのでコチラのサイトを確認してください。簡単に言うと、イメージセンサーが大きい方がキレイな写真が撮れます。(一般的な携帯カメラやコンデジは1/2.3型)
調べてみると、どうやら、ハイエンドコンデジを買おうとしている人は、みんなこの2機種で悩んでいるようですね。というわけで、まず、両方のカメラの長所です。
Canon Powershot S120
- F値1.8の明るいレンズ
- 操作性がいい
- 液晶画面によるタッチシャッター搭載
- 広角側が24mmと広い
- Wi-Fi搭載
SONY サイバーショット DSC-RX100
- 大型1.0型CMOSセンサー搭載
- F値1.8の明るいレンズ
- USB充電が可能
それぞれ、他にも長所はあるのですが、簡単に言うと、より高画質で背景ボケを活かした表現力のある写真を撮るのが得意なDSC-RX100と、お手軽にバシバシ撮ることを目的とし、タッチシャッターやWi-Fiが搭載されたS120というところですかね。
Canon Powershot S120を選んだ理由
カメラのスペックとしては、DSC-RX100の方が良いのですが、それでもS120を選んだのには理由があります。
1つ目は、薄くて軽いということ。S120が100.2×59.0×29.0mm(幅・高さ・奥行き)に対して、DSC-RX100は101.6 x 58.1 x 35.9mm です。カバンに入れて持ち歩くには、小さくて薄いというのは大きなポイントです。
2つ目は、液晶画面によるタッチシャッター搭載というところ。AFだとなかなか狙ったところにピントを合わせるのが難しいのですが、タッチシャッターだと、狙ったところにタッチしてピントを合わせることができます。また、そのまま指を離すと写真が撮れるので、操作性でという面でかなり便利な機能です。
3つ目が、Wi-Fi搭載というところ。Eye-Fiカードを使うという手もあるのですが、やはりカメラに搭載されているほうが余計な出費がかからなくていいですよね。
他にも、レビューを見るとS120の方が操作性が良いという声があったり、価格も3万円を切っていたりします。
ギリギリまでDSC-RX100にしようかと悩みまくりましたが、4万円弱という価格だと、Canonのミラーレス機であるEOS-Mが買えちゃうんですよね。
そして、私がSONY製品と相性が悪いというところ。今や都市伝説となったSONYタイマーですが、私がもっているSONY製品は、ことごとく壊れて使えなくなっています。まさか本当にSONYタイマーがあるとは思っていませんが、それでもあまりいい印象がないのがマイナスポイントでした。
写真の表現力なら一眼レフを使えばいいわけですし、セカンドカメラに求めるのは、それよりも機動性重視!!ということで、S120に決めました。
S120とiPhone6で撮った写真を比較
早速、家にあったガネーシャの置物をモデルに、S120とiPhone6で写真を撮ったので、その比較です。
まずは、S120で撮った写真。
撮影モードはAUTOで撮ったにもかかわらず、ガネーシャの後ろにある「コロッセオ」と「ピサの斜塔」がちゃんとボケています。
これを、絞り優先モード(Avモード)で撮影すると…
さらに綺麗に背景がボケているのがわかると思います。ちなみに、これをiPhone6で撮影したのが下の写真です。
携帯のカメラにしては綺麗に撮れていますが、写真が若干暗く、後ろの「コロッセオ」と「ピサの斜塔」にもピントが合ってしまってい、背景がボケた写真は撮れません。
ミラーレスや他のハイスペック高級デジカメには劣りますが、セカンドカメラの性能としては十分だと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。コストと性能を加味した中で、S120の良さが分かっていただけたのではないでしょうか。
ただ、一眼レフやミラーレスも持っていないという人は、S120ではなく、RX100を選択するのもアリだと思います。気軽なハイエンドコンデジやミラーレスカメラで写真の楽しさにハマると、そのうち一眼レフにハマるようになってしまいますよ。
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そして、カメラを買ったら、ぜひ構図とかも勉強してみてください。
一億人のデジカメ「構図」添削講座 ― 写真がめきめき上達する構図のルールと応用術 ― は、非常にわかりやすく構図を勉強できることができますので、本屋やヨドバシカメラなどで見つけた際には、ぜひ手に取って見てみてください。
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