結婚してからしばらく経つと、会話がなくなり、たまに話せば喧嘩になったりしだすことがあります。
いつまでも夫婦円満で暮らせればいいのですが、いつの間にかドキドキもなくなり、気遣いも無くなってきたりします。
お互いに大好きで結婚し、子供のためにも離婚したくない。けど、今のままでは家に帰りたくない…
そんな状態の夫婦にこそ知ってもらいたい秘訣がありました。それは、奥さん(旦那さん)をお客様と思うことです。
奥さん(旦那さん)をお客様だと思えば家庭の9割はうまくいく
過去に、現横浜市長の林市長の著書「部下をお客様だと思えば9割の仕事はうまくいく」を紹介しました。
関連記事:部下を「お客さま」だと思えば9割の仕事はうまくいく
これらのTipsは何も仕事だけに通じることではありません。対人関係を良好にするコミュニケーションの取り方は、部下だけでなく夫婦間や友人関係でも共通するところがあります。
仕事での部下や後輩への接し方でもそうですが、夫婦関係においても、相手を尊重せず相手は自分のことを理解してくれるという勝手な思い込みがコミュニケーションの悪化に繋がります。
であれば、お客様への対応のように、相手を想い、尊重し、敬えば、その気持ちが相手にも伝わり、良好な関係を築けるようになるのです。
奥さん(旦那さん)をお客様だと思うための方法5つ
「ありがとう、うれしかった」といったもう一言で感謝を3割増しにする
「ありがとう」と言うのはもちろんのこと、さらに一言、自分の感情をあらわす言葉を添えるようにしましょう。たとえば、「助かったよ」「うれしかったよ」と添えることで、感謝の言葉はグッと深みを増します。
家事をしてくれている奥さんへ「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えるのが大切だということは、今や当たり前のこととされています。
ただ、した方がいいからといって、気持ちもこもらず「美味しい」や「ありがとう」と言っても全く意味がありません。ではどうすれば気持ちを込めて感謝を伝えることができるかというと、感謝の言葉の後にもう一言をつけ加えてみるということです。
例えば、ワイシャツにアイロンをかけてくれていた奥さんに、「ありがとう、きれいにアイロンがかかったワイシャツを着ると頑張って仕事するぞ!って気になるよ」とか、朝、ゴミ捨てをしてくれた旦那さんに「ありがとう、朝は何かと忙しいから助かるわ」というように、ただ「ありがとう」というよりも気持ちが伝わりやすくなります。
すると、言われた方としても、相手が本当に喜んでくれていることが伝わり、「やってよかった、もっとやってあげよう」と思うようになります。
もし、すでに関係が悪化していたとしても、言い続ければ気持ちは伝わります。何回か言っただけでは伝わりませんが、伝わるまで諦めずに言い続けることが大切です。
ほめて、ほめて、ほめて、ほめつづける
「ほめる」はシンプルでありながら、最強の部下マネジメント。部下に成果をあげてもらいたいなら、とにかくほめることから始めよう。
世の中に、ほめられて嬉しくない人はいません。人には承認欲求があるので、ほめられるということは最高のご褒美だったりするものです。
おそらく、夫婦生活が長くなると、相手の力量が分かってくるので、できて当然と思うものが増えてきて、「ほめる」ということが少なくなります。また、ほめる行為をしなくなるので、たまに「ほめる」ことが照れくさくなってしまうのかもしれません。
しかし、対人関係を良好にするためには「ほめる」というのは必要不可欠です。ほめられないと、相手に認められていないという気持ちが少しづつ増えてしまい、不満がどんどんと溜まっていきます。
逆に、ほめられることが多いと、自分を認めてくれる人と認識し、その人のためにもっとしてあげたいという気持ちが増えてきます。
ほめると調子に乗るということを言われる人もいますが、調子に乗るぐらいほめてあげた方が、夫婦関係はうまくいくものなのです。
話を絶対にさえぎらない
相手の話の腰を折るのは、ビジネスにおいてはマナー違反。部下が話している最中にあれこれ言いたくなっても、グッと我慢しよう。
ビジネスにかかわらず、人の話の腰を折るのはマナー違反です。ましてや女性は共感を求めるので、話を最後まで聞いてくれることを望んでいます。
関連記事:男女の考え方の違い
話を聞いてくれるというのは、自分の考えをしっかりと理解してくれようとしていると感じることができます。逆に、話の途中で意見を言われてしまうと、自分の意見を最初から受け入れてもらえていないと思ってしまいます。
関連記事:人の話を「聞く」のに大事なことは「深く聞く」ということ
特に夫婦仲が上手くいっていない夫婦に多いのが、旦那さんが奥さんの話を途中でさえぎって、あまり話を聞かないということが多いようです。すると、どうせ話を聞いてもらえないと思ってしまい、だんだんと夫婦の会話がなくなり、関係が冷え切ってしまうことになります。
会話というのはコミュニケーションをとるうえで、必要不可欠なことです。奥さんの話を聞く、それができなければ夫婦関係が上手くいくはずがないと思った方がいいです。
「くれない族」を卒業する
仕事はチームでするもの。一人で抱え込まずに、チーム全体で成果をあげることを考える。
夫婦関係が悪くなる原因のひとつで、「相手が~してくれない」というものがあります。「家事を手伝ってくれない」「子育てを手伝ってくれない」などなど…
しかし、この「~してくれない」という思いは、してくれて当然だという考えがあるからこそ出てくるものです。してくれて当然ということは、感謝の気持ちがなくなっていることに気づかなければなりません。
関連記事:不満の原因は自分!?相手に求めることが多いから不満が増える
しかし、家事や子育てなど、家庭でのことは夫婦で解決するしかありません。「~してくれない」と相手に押し付けるのではなく、してくれないなら自分ですれば問題は解決します。
自分ですると「自分ばっかり…」という不満がでてしまうかもしれませんが、一人暮らしだったら自分でしなければならないと割り切り、不満を自分の手で消すことができて夫婦関係はうまくいくようになります。
実践してほしいことは、自分が先にやってみせる
「言っても言っても、部下がやらない」。こんなふうに嘆いていても、部下は変わらない。自分が行動している姿を見せ続けることで、部下の意識を変えていく。
くれない族を卒業し、自分が率先してやっていると、そのうち相手もそれを理解して同じようにしてくれるようになります。
特に、「感謝の言葉にもう一言を加える」「ほめて、ほめて、ほめ続ける」「話をさえぎらない」などを実践し、相手を認めていることを伝え続けていると、相手も自分の行動を見てくれるようになります。
すると、「~してくれない」と不満に思っていたことも、自分でやり続けることにより、「手伝ってあげよう」「やってあげよう」という気持ちを持ってもらえるようになります。自分のことを認めてくれている人のことは、返報性の法則によって認めようとするからです。
人は命令では心から動くようになりません。命令で動かすのではなく、自らが率先して動くように心を動かすことが必要なのです。
まとめ
親しき中にも礼儀ありという言葉がありますが、夫婦仲が悪くなる原因としては、相手を思いやる、敬うという気持ちがなくなってしまっている場合がほとんどです。
ビジネスで成功するにはお客さんの要望を見極め、敬い、思いやることが必要です。同じように奥さんや旦那さんに対しても同様のことができれば、すべてが上手くいくのです。
夫婦生活が長くなるほど照れくさいかもしれませんが、照れくささを乗り越えて実行できれば、きっと幸せな生活が待っていることでしょう。
それではまた、see you!
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