ビジネス書などを読むと、「お金持ちになりたければ自分に投資しろ!」というフレーズをよく目にします。
しかし、この自己投資という言葉を勘違いしている人って、結構多いんじゃないですかね?
装飾品などは自分への投資ではない
例えば、ブランド物の洋服やバッグなどを買い漁り、「これは自分への投資!」という人がいますよね。特に女性に多いように思います。
良いものを身につけて、自分を磨くのだから自己投資だ!という言い分なのでしょうが、明らかに都合のいい解釈ですよね。
同様に、エステや美容整形など、自己投資と言い聞かせて無駄な出費を繰り返す人も同じ言い分なのでしょう。
しかし、投資とは利益が見込めるものに対する資金の支出を指します。
10万円のバッグを買って持つことにより、それ以上の利益を手に入れることができるのであれば、確かにそれは投資です。装飾品などで着飾り、セレブのパーティーで玉の輿をゲットするのであれば、立派な投資と言えます。
ところが、多くの場合、自分の見映えを良くし、着飾ることによって自己顕示欲を満たしているだけに過ぎません。それは、自己投資ではなく自己満足にすぎません。
語学や資格取得の勉強も無駄な投資になりやすい
次に、自分のスキルアップのためと始める語学や資格取得の勉強です。
えっ!?それはれっきとした自己投資でしょ!?と思われるかもしれませんが、少し考えてみてください。
ただ単に語学を勉強しても意味がありません。その語学を使って、ビジネスに活かしたり、新しい人脈を作るなど、プラスに活かす方法まで考えて、初めて投資と言えます。
例えば、語学を学んでも、使える場所はなく、結果的に続けられずにやめてしまったという人も少なくありません。実際、そういう人の方が多いのではないでしょうか。
同じように資格取得の勉強です。今は昔と違って、資格があるから安心という時代ではありません。資格取得が目的となり、それを活かすことができなければ、それは無駄な出費と言えます。
また、ビジネス本を読み漁るのも同じです。ただ読み漁っているだけで満足し、それが行動にうつせなければ何の意味もありません。投資したものはしっかりと回収するべきなのです。
無駄な自己投資はただの浪費
何が言いたいかというと、自己投資という名のただの浪費はやめましょうということ。これ、かつての自分に言っているんですけどね 笑。
自分の毎月の予算をはみ出す出費を、「自分に必要だから」「自己投資だから」という理由をつけて使っていました。結局、そんなのはただの言い訳で、その後のリターンがあったかというと、ほとんどありません。
自己投資というならば、投資した後のスキルの使い道や、投資したものから回収する方法までを具体的に考えなければなりません。目的を持ち、それを達成するためでなければ、自己投資にはならないのです。
目的を持ち、予算を確保して取得するのが本来の自己投資といえると思います。
まとめ
もしも、目的が見つからなかったとして、視野を広げるためであったり、自分の引き出しを増やすために新しいことに挑戦するのであれば、自己投資という言い訳をせず、そのための予算を立てて使いましょう。
まずは趣味、娯楽としてであれば、無駄な浪費ではなくなります。趣味、娯楽という目的となるのですから、キチンとした理由となるわけです。
さて、あなたのやっていることは、自己投資ですか?それとも無駄な出費ですか?
それではまた、see you!
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