フリーランスと違い、サラリーマンには仕事を教えてくれる上司や先輩、助けてくれる仲間、仕事を取ってきてくれる人や仕事をしてくれる人がいます。
逆に、フリーの人はそれを全て自分でこなさなければなりません。
起業して一番感じたのが、サラリーマンって本当に恵まれてたんだなぁってことです。
サラリーマンが恵まれてるところ
まず、会社に行けば仕事があるって状況。もちろん、自分でも新しく生み出さなければ評価されなかったりもします。
それでも与えられた仕事を定時間こなして週休2日もらえて、体調が悪ければ有給休暇があるって本当に天国だなって思いました。
いままで当たり前すぎて本当に気がつきませんでしたが、自分で起業してそれがどんなにスゴいことかってことを痛感しました。
特に、うちの会社は年間の休日が120日くらいあり、それプラス有給休暇が20日もあるので、一年の3分の1以上が休みという恵まれた環境にあります。
従業員がそれだけ休んでも給料払えるって、本当にスゴいと思いますよ。自分で始めた会社なんて休みなく働いても未だ給料ゼロですからね。
それだけの環境を整えるのがどれだけ大変なことなのかというのが今までは理解してなかったです。
楽をしようと思えば楽できるし、ある程度管理もしてもらえる
評価とかを気にしなければ、与えられた仕事だけを淡々とこなせばいいのですから、楽をしようと思えばいくらでも楽ができます。
まあ、人間なんて楽をしようとする生き物なので、そんな楽な環境ですらもさらに楽をしようと不満が出ますけどね。
ただ、あまりにも楽をし過ぎるとダメになっていきますよね。フリーの場合、働きたくなかったら働かなければ良い話なのですがそれだと収入が無くなります。
会社員の場合、そこまで行く前に上司などに注意され、働かざるおえない環境にしてくれます。
そういった意味でも自分をコントロールできない人にとっては、会社員という立場はいい環境だと思います。
大きな規模の仕事を経験しやすい
個人ではなかなか請け負うことができないような大きな仕事を経験することができるのも会社員のメリットです。
フリーで仕事をし、あなたの名前で仕事を請負えるほどの売れっ子なら別ですが、たいてい普通の人が独立しても大規模な仕事を請け負うことは難しいです。
その点、会社員は個人ではなく会社として仕事を請け負うことが多いので、あなたに個人の実力がなくても大きな仕事を経験することができます。
それで自分の力を過信してしまい勘違いする人もいますが、その経験をもとに独立する人も少なくありません。
起業、独立して働くならば自分に厳しくなければならない
じゃあ、フリーで働いたり起業するのはメリットがないのかというと、そんなことはありません。
自分の意思で上司や会社の方針などに左右されず仕事ができますので、やりたくない仕事をやらないという選択ができます。
また、やったことが他人に手柄を横取りされたりせず全て自分に返ってくるので、やりがいはサラリーマンで経験するものの比ではないです。
ただし、先程も言いましたが人間は楽をする生き物です。
フリーランスでは、こんなものでいいやと楽をしてしまうと、その積み重ねによって自分の首を閉めることになります。
誰もあなたを厳しく監視する人はいません。仕事の質や仕事への姿勢も含めて厳しく監視するのは自分自身でなければなりません。
目標しかり、時間設定、仕事の納期、コスト管理。全て自らが厳しく管理できなければ全てなぁなぁとなり、すぐに破綻してしまうのです。
まとめ
フリーで働いていたり、起業している人は周りの人にも同じように起業を勧める人が多いです。
私の周りにもそういう人が大勢いました。
しかし、たいていそういう人は、意志が強く、やるべきことを誰に言われるでもなく当たり前のようにこなせる人でした。
逆に、フリーでやっていても、他人に何とかしてもらうことを期待してばかりいる人は、本業では食っていけず、バイトをしながらなんとか生活をしています。
独立するのが向いている人、向いていない人。それは目の前の仕事だけでなく、すべての仕事を視野を広げてこなせるかどうかなのだと思います。
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