起業するにともない、もっとも早く決めなくちゃいけないのが社名。これがなければ登記も出来ないし何も出来ません。
関連記事:会社名のつけ方に気をつけろ!試行錯誤しながら決めた先にあった思わぬ落とし穴
まあ、こだわりがなければ『株式会社○○(自分の名前)』みたいな感じで付ければいいんでしょうけど、 せっかく自分の会社を立ち上げるんだから、こだわった名前を付けたいですよね。
たとえば、自分の子供の名前やペットの名前を適当に決めますか?決めないですよね?
社名の由来いろいろ
大企業なんかの会社名の由来なんかを見るといろいろ面白いです。
例えばBenesseはイタリア語で「素晴らしい」という意味の「ベーネ」と「1日」という意味の「ESSE」を組み合わせた俗語だったり、 BRIDGESTONEは創業者の苗字である石橋を英訳して逆さまにしたものだったりします。
そのなかで見るとパターンがいくつかあります。
- 創業者の名前を会社名にする場合。 (松下電器、ホンダ )
- 製品名を会社名にする場合 (mixi、価格.com )
- サービスを連想する会社名にする場合 (アスクル、SoftBank )
- 俗語の場合 (Benesse、カルビー)
この辺の話が知りたければこちらの本なんかに色々な会社のことが書いて面白いです。
会社名を決める際に気をつけたい3つの秘訣
そんなこだわりの会社名を決める際に気をつけたい3つの秘訣を、自分の経験から教えちゃいます。
俗語は絶対カタカナ表記で!!
1つめ、俗語で会社名を決めた場合は圧倒的にカタカナ表記にしたほうがいいです!
そもそも俗語なんて勝手に決めた言葉ですから他人は読むことが出来なくて当たり前。 日本人なんてアルファベットはローマ字読みしかできない人がほとんどですから、ローマ字読みじゃない場合は特に気をつけましょう。
どうしてもアルファベット表記にしたい場合はカタカナでフリガナをつけましょう。 もしくは会社のロゴなどをアルファベット表記にして正式名称はカタカナといった使い分けをするといいでしょう。
ホームページ、名刺、チラシ。お客様の目がつくものには出来るだけフリガナを入れると名前を覚えてもらいやすくなります。
じゃないと意外と名前を覚えてもらえないものですよ。(経験談)
名前は出来るだけ短く!!
つぎに2つめ、出来るだけ短い名前が良いです。初めて聞く名前が長いと覚えられる訳がない。
よっぽど相手が好意的にあなたの会社を見ていて、会社名に興味を持ってくれているなら短縮して覚えてもらえますが 一般の人は初めてできた無名の会社なんてまったく興味がないですし覚えられません。
むしろ覚えてもらわなければならない立場だと理解してわかりやすく覚えやすい名前を付けましょう。
「いや、でもこの会社名には俺の熱い思いと、こだわりが詰まってるから…」
いいですよ、その思い、熱意、持つのはすごい大事です。
しかし、会社名が分からなければ、ネットで検索すらされません。お客さんが、ちらっと目にしてくれて、家に帰って検索しようとしても、会社名が出てこなければ、検索すらできません。それだけでビジネスチャンスを逃すことになります。
短い名前に熱い思いとこだわりを詰めることができれば、本当にイイ会社名をつけることができます。
名前を決めたらチェック!チェック!チェックだ!!
最後に、決めた名前で本当に良いか確認しましょう。登記したあとでは簡単に名前は変えられません。
登記名の変更に伴う申請書類の作成や申請費用、ホームページ、名刺、チラシなどの差し替えなど十数万~数十万の費用がかかると思ってください。 それぐらいの費用をかけても変えたいのであれば良いです、今すぐ変えちゃってください。
しかしながら、あーこうしとけば良かった!程度であればなかなかそこまで費用をかけられないと思います。なので会社名の決定は本当に慎重にしましょう。
私の会社も登記する際、最初はアルファベットが小文字でしたが、直前で大文字に変えました。カタカナにすることは思いつきませんでしたが…
3つの秘訣!とか大げさなことを言いながら大した内容ではなかったかもしれませんが、 名前を考えることに一生懸命で、その後のことを考えてなかったなんてことがよくありますのでご参考までに。
まとめ
というわけでまとめです。
- 会社名を俗語にする場合、初めてあった人も読みやすいようにカタカナ表記するか名刺やチラシにはフリガナを併記しましょう!
- 出来るだけ短い名前にしましょう!
- 決めた名前で本当に良いかもう一度確認しましょう!
会社名を決めるのは起業するときの醍醐味でもありますが、共同経営者などがいる場合なかなか決まらないこともあります。 それでも悩みに悩んで決めた会社名にはとっても愛着がもてますので頑張って素敵な名前を考えましょう。
さあ、会社名が決まったら次はついに登記です。
それではまた、see you!
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