幼児教育に役立つと言われているジグソーパズルです。知育グッズとして昔から人気ですが、子供によって好き嫌いが分かれ、やらない子は全く興味を示してくれないこともあります。
しかし、知育に役立つと言われたら、親としては子どもにパズルをやってもらいたいですよね。
そこで、2歳児ながらすでに4歳向けのパズルを完成させてしまうほどパズルにハマっているうちの子が、どのようにパズル好きになったのかを紹介します。
ジグソーパズルの効果
ジクソーパズルは、遊びの中で様々な能力を養ってくれます。
- 集中力
- 思考力
- 発想力
- 記憶力
- 手先の器用さ
これらの能力をいっぺんに養うのですから、親としては是非ともパズルに興味を持ってもらいたいものですよね。
実際、パズルをやりだすと、昨日できなかったものが今日できるようになったり、目に見えて子供の成長を感じられるようになるところも、パズルのいいところです。
子どもにジグソーパズルを好きにさせる方法
子供の好きなキャラクターのパズルを選ぶ
パズルを好きにさせるには、まずはパズルに興味を持ってもらわなければなりません。よく幼児用として、ピースの少ないパズルがありますが、ピースの数よりも図柄を優先にした方が子供に興味を持ってもらえます。
うちの場合、機関車トーマスが大好きなので、トーマスのパズルを買ってきました。2歳児なので、10ピース程度のパズルが対象なのですが、買いに行ったお店では、たまたま10ピース程度のパズルには、トーマスのパズルがなく、動物のパズルしかありませんでした。
しかしながらそのお店には、4歳以上が対象の30ピースのパズルにトーマスがあったので、そちらを購入。すぐにはやりだしませんでしたが、最初はトーマスの絵として常に眺めていました。
これが、興味のない動物のパズルだったら、気にもしなかったかもしれません。なので、まずは機関車トーマスやアンパンマン、チャギントンなどの子供の好きなキャラクターのパズルを選ぶといいでしょう。
親と一緒にやる
いくら興味を持っても、さすがに2歳児がいきなり30ピースのパズルをできるわけではありません。なので、最初は私や奥さんが息子と一緒にパズルをしていました。
ただ、一緒にやるといっても、最初は見てるだけ。私や奥さんがパズルをしている横で、ピースを渡す係をしてもらいました。パズルが出来上がるにつれてトーマスの絵ができあがっていくのを、横で興味深く見ていました。
それを1日10回くらい繰り返すと、今度は自分でピースを置きたがるようになりました。なので「このピースはここだよ〜」と、教えながら息子にピースを置かせながらパズルをしました。
これも1日10回くらい繰り返していると、次第にピースの置く場所を覚えてきたようで、枠の端っこあたりのピースは、教えなくても自分で置けるようになりました。
さすがにまだ真ん中あたりのピースは置けるようになりませんでしたが、それでも教わらずに自分で置けるようになったのが嬉しいらしく、何度も何度も繰り返しパズルをするようになりました。
そうこうしていたら、いつの間にか真ん中付近のピースも自分で置けるようになり、一週間ほどで、完成させられるようになりました。
何度も褒めながらやる
パズルを一緒にやっているときですが、何かにつけて褒めるようにしています。
とは言っても、「学力」の経済学で書かれていたことを意識し、次のことを気をつけるようにしています。
- できるだけ父親である私が一緒にやる。
- 能力を褒めるのではなく、結果や過程を褒める。
これがなかなか難しく、最初はすぐに「すごいね〜!」とか「賢いね〜!」と言いそうになってしまいますが、褒め方を意識しだすと、自然にできるようになります。
参照記事: 【書評】今までの子育ての常識を覆す「学力の経済学」がスゴイ!
何度も繰り返し同じパズルをやらせる
完成できるようになると、親も嬉しくなってしまい、次はもっとピース数の多いパズルをさせたくなってしまうものですが、そこはグッと我慢することが大事です。
勉強などもそうですが、記憶力を養い、定着させるためには、何度も繰り返すことが大切です。次から次へと新しいことをやらせてしまうと、せっかく養われた記憶力が定着しません。
言葉を教えるときも、同じ絵本を繰り返し何度も読んであげるのが近道なように、パズルも一度だけでなく何度も何度も繰り返しやらせましょう。すると、回数が増えるにつれて、驚くほど速いスピードで迷わずパズルを完成させられるようになります。
そうなったら次のパズルを用意します。ただし、まだピース数を増やすのではなく、ここでは同じピース数で違う絵柄のパズルをやらせます。
1つ目のパズルで、完成させられるようになったのは、記憶力の力によるところが大きいです。思考力や発想力を積み重ねるために、ピース数を増やして難易度をあげるのではなく、同じ難易度で思考力と発想力を養っていきます。
最初のうちは、また自分1人ではできませんが、私や奥さんと一緒に何度もやっていると、1つ目のパズルよりも早く1人で完成させられるようになります。
そして、これも同じく、完成できるようになってからも繰り返しやらせます。たまに1枚目のパズルをやらせてみるのも効果的でした。
それを繰り返して1ヶ月くらいしてから、ようやくピース数を増やし、50ピースのパズルを用意しました。
今は、50ピースのパズルを、また私や奥さんと一緒にやるところから始めています。
まとめ
パズルをやるようになって、テレビを見る時間が減ったというメリットもありました。できるだけテレビを見させる時間を減らしたかったので、これも大きな効果なのかもしれません。
実は、このパズルを好きにさせる方法は、勉強や読書を好きにさせる方法をアレンジしたものです。ポイントは、1.興味を引かせる 2.親と一緒にやる 3.何度も繰り返すこと。
万人に通じるかわかりませんが、気になる方は試してみてください。
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