起業前から知っておきたい!法人口座を開設するときの注意点

週末社長
スポンサーリンク

47651e20a146cc59ae515e1162001a8d_s

会社の登記が完了し、登記後の申請をしたら次は銀行口座の開設です。

個人での銀行口座開設と違って、法人の口座開設はなかなか面倒です。 ただ、銀行にもいろいろありますので、開設できないわけでもありません。

スポンサーリンク

 

法人の銀行口座開設審査は意外と厳しい

銀行に法人口座を開設するときの注意点

資本金がたくさんあり、最初からきちんと事務所を構えることが出来ている会社は 特に問題なくメガバンクでも口座を開設することが出来るでしょう。

そういった会社の方は以下の注意点だけ気にして、今すぐ口座を開設しに行きましょう。

  • 口座を開設するのは本社登記している場所の近くの支店
  • 事業内容や事業目的を明確に
  • 口座開設の審査が2~3週間かかる

意外とひっかかるのがこの3つのようです。

例えば、口座を開設するのに、本社登記した住所付近の支店ではなく、自分の家の近所の支店などに行ってしまい 審査に通らないといったこともあります。

また、会社の定款に事業目的を多く書きすぎていると銀行の担当の方に 「何の事業がメインの会社なの?」といった疑問をもたせることになってしまいます。 事業目的を多く登記している場合は、ホームページを用意したり、 事業内容がわかる資料が必要になってきます。

そして、口座開設の審査は意外と時間がかかります。 用意した資料に不備があるとさらに長引くことになります。 事業を始めてすぐに口座が必要な場合には注意が必要です。

 

小さく起業するときにおすすめする法人口座

資本金が1円からでも株式登記できるため、資本金の少なさがネックで法人口座が開けないこともあります。 メガバンクなどでは審査を通すことが難しいかもしれません。

また、個人口座と違って年間の維持費用もかかります。 小さく始めた起業の場合、固定費はできるだけ小さくしたいというのが本音ではないでしょうか。

しかしながら、口座としての信用度は高いので取引先との信用度は上がりますので、 メガバンクで開設できるならしておいたほうがいいでしょう。ただし、メガバンクで口座開設ができなくても、他の銀行で開設することができるので心配はいりません。

地方銀行や信用金庫は融資を考えている場合おススメ

地方銀行や信用金庫などは地域と密着していることが強みなので、メガバンクよりも口座開設の審査が通りやすいです。 また、融資等もメガバンクよりも相談に乗ってくれやすいという特徴がありますので、融資を考えている会社は 地方銀行や信用金庫をメインバンクにしてもいいかもしれません。

ただし、地方銀行や信用金庫も通りやすいとはいえ審査があります。また口座維持費もかかります。

とりあえずで開設するほど気軽ではないので申し込む場合はしっかりと準備しましょう。

圧倒的におススメなのはゆうちょ銀行とネット銀行

取引金額の上限が他の銀行と違って少ないですが、口座維持費もかからず、意外と審査が通りやすいのがゆうちょ銀行です。 取引先との信用度もネット銀行に比べて高いので、かなりおススメです。

ネット銀行は口座開設スピードが速く、開設しやすいという面ではメリットがあります。 また、ATMや預金通帳がなかったりするので、振込手数料が安かったりかからなかったり、 24時間ネットで決済が可能だったり、口座維持費がかからなかったりするので、 一通り口座を開設しておいてもいいかもしれません。

ジャパネット銀行や楽天銀行などは開設しやすいので、開業したらまず口座を開設しましょう。

ただし、住信SBIネット銀行は、口座開設時の必要書類として法人名義の他行口座通帳、もしくは他行口座取引明細書が必要です。ですので、住信SBIネット銀行の口座だけを作ることはできませんので注意が必要です。

 

口座開設に用意するものとしたほうがいいもの

口座開設に必要な書類

一般的に口座開設に必要な書類は以下の通りです。

  • 口座開設依頼書
  • 登記事項証明書(登記簿謄本)
  • 会社の定款
  • 代表取締役の印鑑証明書
  • 会社の代表印
  • 銀行印に使用する印鑑
  • 株主名簿もしくは出資者名簿
  • 本人の身分証明書
  • 本人の会社の名刺

意外と盲点だったのは会社の名刺。本人と会社の関係がわかる身分証明書として必要なことがあるので、名刺は早めに準備しましょう。

用意しておいたほうがいいもの

次に、用意したほうがいいものです。

  • 会社のホームページ(できれば独自ドメインのco.jp)
  • 会社の固定電話

会社の事業内容がわかるようにホームページは事前に作っておきましょう。 とくに、ネットバンクなどは必須です。

また、ホームページもただ作ればいいというわけではありません。 トップページだけの形だけのホームページでは審査が通りやすいネットバンクでも審査に落ちることがあります。 形だけではなく、事業の実態がわかるようなキチンとしたホームページを作成しましょう。

ちなみに、独自ドメインの co.jp を使用していると信用度はかなり高まるようです。 これは、ドメインの特性上、誰もが簡単に取得できるわけではないというのがその理由なようです。

独自ドメインを取得する際は、ぜひ co.jp にすることをお勧めします。

つぎに、会社の固定電話ですが、最近では個人でも固定電話をもっている家は少なくなっています。 しかし、やはり携帯電話よりも連絡先としての信用度が上がります。 最近ではネット回線を引いた際に固定電話のサービスも受けられますので、余裕があるならば、ぜひとも固定電話を引きましょう。

ただし、上記二つについては、私がゆうちょ銀行とネット銀行で開設した際にはなくても大丈夫でした。

銀行口座開設の審査に落ちた場合、理由などは教えてもらえないので、そういった時に上記二つを検討しましょう。

メガバンクや地方銀行、信用金庫で口座を開く場合

  • 事業運営に必要最低限の資本金
  • バーチャルオフィスなどではなく、実態がある事務所の住所

私はメガバンクや地方銀行などで口座開設しませんでしたので特に気にしませんでしたが、 やはりまともに事業を運営する資金と住所もない会社ではなかなか審査も通りづらいということでしょうか。

 

まとめ

というわけで、意外といろいろ大変な銀行口座の開設ですが、事業の規模や取引先との関係も考慮して銀行口座を開設しましょう。

また、口座を開設しようと思っている銀行には、事前に話をしに行って必要書類などのアドバイスをうけておけば、スムーズに審査が通るかもしれません。

 

コメント