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ピケティ来日で話題沸騰の「21世紀の資本」とは?その内容をまとめてみた

      2017/03/28

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世界中で大ベストセラーとなっている「21世紀の資本」の著者で、フランスの経済学者トマ・ピケティ氏が1月末に来日して以来、まだまだピケティブームが続いているようです。

私も最近ようやく名前を知ったんですが、ベストセラーとなっている「21世紀の資本」は専門用語満載で700頁超のかなり分厚い本です。とても読めるような代物でもありません。

そこで、各経済雑誌がこぞってピケティ特集をしていたので、その内容をまとめてみました。

 

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「21世紀の資本」に書いてある5つのポイント

このままでは格差社会がどんどんと広がる

各雑誌でデカデカと出ている「r(資本収益率)>g(所得成長率)」という数式。どんな意味かざっくりと説明すると、一生懸命働いて上がる給料の昇給率よりも、お金持ちの人たちが資産から得られる収益の方が大きいということ。

つまり、お金持ちでない人たちが、頑張って一生懸命働いても裕福にはなれず、資産家はどんどんと裕福になっていくので、格差はさらに広まりますよと言っています。

何を今更といった内容と思いきや、これまで何となくそうかもと思われてきたことを、世界各国の膨大なデータを分析して数字で実証してしまったので、大騒ぎになったというわけです。

これまでの経済学者の定説を覆した

これまでの経済学者たちの定説では、こうした経済格差は、最初は広がるものの、経済成長をすればその差は縮まると考えられてきました。アベノミクスをすすめている安倍総理の説明も、そうでしたよね。

ところが、ピケティが膨大なデータをもとに調べると、予想外のことがわかりました。過去にノーベル賞を受賞した経済学者のいう格差の縮小は、戦争による一時的なものであり、その後を見てみると、常に格差が開き続けていたのです。

そして、経済の成長の見返りがどこに行くかというと、当然のように裕福な富裕層のもとに流れているということにも注目しています。

経済が順調に成長すれば、大部分が富裕層に流れていたとしても、そのおこぼれが中流以下の所得層にも流れてくるので、全体的に潤うことができます。しかし、微増程度の経済成長が続いてしまっていると、中流以下の層の得られる見返りはほとんどなく、全くといっていいほど生活が良くならないという状況に陥ります。

富裕層は、微増のほとんどの富を少数で分けているので、十分潤うことができますが、中流以下の層はほとんど変わらないので、格差はどんどんと広がっていきます。

ピケティは、このままでは、世界中で格差社会がより深刻化してしまうと、資本主義の未来に警告しているのです。

資産家はより豊かに、労働者はより貧しくなる

また、そういった格差の広がりは、今後のの技術革新にも影響を受けると言っています。

例えば、私たちの生活の中で、昔は人が請け負っていた仕事が、どんどんと機械化・自動化されていますよね。パッと思いつくところでは電車の駅でしょうか。切符の販売は自動化されて、改札も自動化。無人で走る電車もあります。

製造業の生産ラインでも、ドンドンとラインを自動化し、ロボットが製品を作っています。新しいところでは、自動車の自動運転が実用化されるようになると、タクシーやバスの運転手なども必要がなくなってしまうことでしょう。

そういった労働者が働く場所がドンドンと無くなっていき、逆に富裕層は、人件費の削減により、ますます儲かっていくようになります。

相続により格差がさらに広がる

そして、現代における少子化問題も、格差社会に拍車をかける要因の一つだと言っています。これまで、複数の親戚・兄弟によって分配されてきた資産が、少子化により一人の子息が相続することも珍しくありません。それによって、資産のある家の子供は、さらに裕福になっていくというもの。

こればっかりはしょうがない気もしますが、これも格差社会が広がる要因の一つだと言っています。

世界中で一律に富裕層への累積課税を適用する

ピケティは、これらの格差社会の実態をデータによって実証し、その上でもっと富裕層から税金をいっぱい取るべきだと提唱しています。

現在の資本主義の実態では、富裕層は法人化するなどして節税に努めて資産を守り、できるだけ税金を払わなくて済むようにしています。逆に中流以下の層は、節税する術も持っていないので、少ない収入からさらに税金を取られています。

日本でも、去年の4月に消費税の税率が8%に上がり、さらにまた10%にしようとしていますが、個人に対して増税を進める代わりに、企業の法人税などはどんどんと下げているのをご存知でしょうか?これもまた労働者は搾取され、会社を経営する富裕層はさらに儲かる仕組みになっているわけです。

ピケティは、そうした状況を改善し、富裕層からたくさん税金をとることによって、経済格差を少なくする必要があるという主張をしているわけです。

 

「21世紀の資本」で言ってることって正しいの?

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私みたいなお金のことも知らない一市民が、世界的経済学者のベストセラーに、ひとこと言うのはおこがましいのですが、この「21世紀の資本」の内容を調べているうちに、いくつか思ったことがありました。

まず、資産を持つ富裕層がますます富み、資産を持たない労働者は貧しいままというのは、これまで読了したお金に関するほとんどの本に書かれていることです。それを今更数字を並べて立証したところで、「あぁ、やっぱり」という感想でしかありませんでした。

次に、「r>g」の式ですが、投資におけるリスクが全く考慮されていないのではないかということです。確かに長期的な視点で見れば安定した利率で収益が確保できるのかもしれません。サブプライムローンを起因としたリーマンショックのようなことも突発的要因で考慮から外しているのかもしれません。

しかし、現実には富裕層にいた人が、あっという間に400億円の負債を抱えることもあります。

世界的経済学者が、そういったことを考慮していないなんてことはあり得ないと思いますが、それも含めて何だか違和感が残る内容でした。

 

まとめ

とまぁ、偉そうに書きましたが、実際に読んだわけではないので、見当はずれな感想かもしれません。

ただ、この本で書かれていることにより、私はまじめに働くだけではいつまでたっても富を得ることはできないということが立証されたと受け止めました。

頑張って働いても、目に見えて生活が豊かになるわけでもなく、そこから抜け出すには労働による収入だけに依存するのではなく、お金を働かせて得る収入を増やす必要があるということです。

つまり、投資をはじめて資産形成をしなければ、格差に取り残されてしまうということですね。というわけで、少しづつ元手を増やしながら投資を進めていきたいと思います。

それではまた、see you!

 

 

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