一生懸命な人をバカにする人がいたりします。「なにマジになってるの?カッコ悪い」と吐き捨てる人たちです。
しかし、一生懸命なことはカッコ悪いことでしょうか。カッコ悪いのはむしろ一生懸命になれない人のことではないでしょうか。
一生懸命にならないのは自分の可能性を否定されたくないから
やればできる子という評価を両親や先生からされたことはないでしょうか。「いまはまだやってないからできないけど、本当はできる子なのに…」と、どこの親も自分の子供の可能性は信じているものです。
その期待に甘んじてしまい、「やってできなかったらどうしよう、でもまだやってないから大丈夫。」「自分はやればできるんだから、やろうと思えばいつでもできるんだ。」と少しでも自分の可能性を残して安心したいだけなのです。
そういった人たちは、「一生懸命やって失敗したらどうしよう。」「一生懸命やってもうまくいかなければ無駄になる。」「無駄なことをするなんてカッコ悪い。」などと思ってしまい一生懸命になれません。
結局はただ臆病なだけなのです。
どんな一流の人たちでも一生懸命に努力している
何かに一生懸命になることをカッコ悪いと思う人は、一生懸命にならなければできない状態をカッコ悪いと思っています。努力はカッコ悪い。努力しないで実力だけでできることがカッコいい。しかし、努力しないでできることなんてどれだけあるというのでしょうか。
なにかを成し遂げた人にとって、努力すること、一生懸命になることは当たり前のことです。目的や目標に向かってがむしゃらに突き進めない人は、何も成し遂げることはできません。どんなに回り道をしたとしても、最終的には目的に向かって一生懸命にならなければ目的や目標にたどり着くことはできないのです。
サッカー日本代表の本田圭佑選手は、世界一のサッカー選手になる夢を掲げたと同時に世界一練習することを誓ったそうです。イチロー選手やダルビッシュ選手も、誰に強要されるでもなく一生懸命努力しています。
なぜ彼らは一生懸命努力ができるのでしょうか。それは努力すれば自分ならやれると信じて疑わないからです。
一生懸命になれないのは自分のことを信じていないから
自分のことを信じている人は、自然と一生懸命になれます。しかし、自分のことを信じれず、「一生懸命やっても無駄かもしれない」と疑ってしまう人は、努力することを疑ってしまいます。
「一生懸命やって意味があるのか」「無駄になるのではないか」「一生懸命になって無駄になってしまったら笑われるのではないか」そういった疑問や疑念が、素直に一生懸命になることを邪魔していくのです。
そして最終的には「本気出せばできる」とか「まだ本気になっていないから」といった自分の可能性を残し、それを言い訳に一生懸命になることを拒否してしまいます。一生懸命になってしまったら、それらの言い訳が使えなくなってしまうからです。
まとめ
本来、一生懸命な人を笑う人はいません。もし笑う人がいたとするならば、その人は自分のことを信じられず、一生懸命になれないかわいそうな人です。
そんな人に笑われることを気にするくらいなら、かわいそうな人だと同情してあげればいいのです。すると、周囲の笑い声など気にすることなく一生懸命になることができるはずですよ。
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