イケダハヤト氏(@IHayato)が自身のブログでプロとアマの違いについてポストしていました。
「プロ」と「アマ」の違いは「生計を立てられるかどうか」だけ-まだ東京で消耗してるの?-
納期を守るのが「プロ」納期がないのが「アマ」
仕事のスピードという面で「プロ」と「アマ」に差がでます。いくらでも時間をかけていいのであれば、アマチュアにでもクオリティの高いものは作れます。
その点、プロには仕事を発注するクライアントがいるわけですから、いくらでも時間をかけていいという訳でもありません。
限りある時間のなかで、クライアントが満足するクオリティのものが作れるのが「プロの仕事」です。
求められたものもするのが「プロ」好きなことだけをするのが「アマ」
好きなことだけで飯を食えるのが理想ですが、そうそう上手くいかないのが現実です。
認められてもいないうちから好きなことだけしかやらないというのは、アマチュア的な発想です。そうではなく、求められたものでクオリティの高いものを提供できるというのが「プロの仕事」です。ただし、プロにもこだわりはあります。求められたものの中でこだわりを出せるのが「プロの仕事」です。
好きなことだけで飯が食えるのは、芸術家だったり、「ただのプロ」を通り越した「一流のプロ」です。
それでも、芸術家は別として、一流の人であっても、認められる前は好きな仕事だけをしてきたわけではありません。当然のように、求められる仕事もしてきてたことを忘れてはいけません。
お客様の満足のためにするのが「プロ」自分の満足のためにするのが「アマ」
仕事は誰のためと考えたときに、自分の満足のためというのであれば、それは「プロ」ではありません。むしろ、それは仕事でもないということです。
仕事に対する対価としてのお金はどこから発生するかというと、それは仕事を発注したクライアントであり、お客様です。自分が満足して、それをお客様も満足するのであれば、それは最高の形ですが、そこにも必ずお客様の満足があります。
お客様の満足がなくて、自分の満足だけしかなければ、その仕事は成立しません。お金が発生しないアマチュアの目的が自分の満足だけで済んでいるのは、仕事ではないからというわけなのです。
まとめ
細かいところを言うと、コストを意識しないのが「アマ」で、意識するのが「プロ」であるとか色々あるのですが、つまりはそういった積み重ねがあって飯が食えるかどうかなのだということです。
結論としては、確かに飯が食えるかどうかが「プロ」と「アマチュア」の違いのようになってしまいますが、それ事態は間違っていないと思います。
しかし、飯が食えれば誰でも「プロ」であり、食えないのが「アマチュア」だと単純に線引きするのは少し乱暴過ぎだとは思いませんか?
私が仕事の定義としているのは、「仕事とは公のためになること」ということです。自分の満足が目的のアマチュアは、公のためになっていないので、仕事ではありません。対して、お客様の満足のために仕事をしているプロは、公のためになっているので仕事です。
つまり、「アマチュア」は仕事をしていない状態であり、「プロ」は仕事をしているのです。
イケダハヤト氏に対する意見で「儲かっていないラーメン屋はプロではないのか?」という意見がありましたが、客が満足するラーメン屋は儲かるはずです。
味や店構えを含めたトータルで満足させられないから儲かっていないのです。味だけは旨いのであれば、それはただのラーメン職人であり、ただのラーメンマニアです。
プロのラーメン屋は、味だけでなくラーメンを食べる空間も提供できるからプロであり、公のためになるのです。
結局、プロはそれで飯を食う事ができるので、「飯を食える」=「プロ」と思われがちですが、そうではなく「プロ」だから「飯を食える」ということなのです。
さて、あなたは「公のためになる」プロフェッショナルな仕事をしていますか?
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