起業した人なら共感できる!?『渋谷で働く社長の告白』を読んでみた。

書評
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前からいろいろな起業ブログで紹介されていたのを見ていて興味があり、今更ながら読んでみたので読後の感想などを書いてみます。とは言っても、今更ながら的な本なので興味がない方は華麗にスルーしてください 笑。

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賛否両論の理由は読んだ人の立場による!?

起業した人は共感できる!?

この本のレビューを読むと、本当に賛否両論。感動した!と書いている人もいればつまらないという人もいて逆に興味が湧いていました。というのも、絶賛ばかりのレビューは胡散臭くてどうも信用できないからです。

そうじゃないですか?人それぞれ感性が違って当たり前。読んだ文書で絶賛ばかりなんておかしいじゃないですか。なので、こういう自伝的な本に関しては賛否が半々ぐらいのほうが興味が湧きます。

で、読んだ感想はというと、創業時の苦悩が書かれてる部分に関しては非常に『分かる!』と共感できます。ただ著者の場合、出会った人にかなり恵まれてるなぁという印象を受けます。

前職の専務であったり、インテリジェンス時代の宇野社長で会ったり、堀江貴文氏や楽天の三木谷社長などにも助けられているます。

それだけを見ると、「なんだ運が良かっただけか!」とか、「そんな人脈に出会えたら俺でも成功出来るよ!」なんて声が聞こえてきそうですが、ポイントはそこではなく何故そんな人達が著者を助けようとしたのかというところ。

個人的な感想を言うと、それは著者が死に物狂いで働いていたからではないだろうかと推測します。

言い訳をせずやるべきことをやれば結果はあとからついてくる!

文中にこんなことが書いてあります。

『寝る間も惜しんで24時間365日働いた。』

かつて、元ライブドア社長の堀江貴文氏もブログで同じ様な発言をしています。

『それこそ寝る間も惜しんで働いていた。そりゃ人と飯を食ったり酒を飲んだりもしたけれどそれだって仕事に没頭するためのリフレッシュだったりする。』

一生懸命に何かに打ち込む姿というのは人の共感と信用を得ることが出来きます。AKB48やももクロも一生懸命だからこそファンに支持され応援してもらえているのではないでしょうか。

文中では、 著者がインテリジェンス1年目で会社を辞めようとしたとき宇野社長に引き留められたことが書いてありました。

同じ様な時期に会社を辞めた人間は他にもたくさんいたはずです…(それこそ推測ですが)。にもかかわらず著者に出資話をしたのは、彼が死ぬほど働き実績を上げたからではないでしょうか。

今の世の中、行動をおこさない事に対して言い訳をする人が多くいます。今までの私もその一人でした。しかしながら、自分自身に言い訳しても決して状況は好転しないし誰も助けてはくれません。この本では、言い訳をせずやるべきことをひたすらやれば、結果は後からついてくるということを教えてくれました。

賛否両論なのはドラマみたいな話が逆に共感できないから!?

まあ、あとの内容は株式上場時のワクワクと上場後のITバブル崩壊による株価下落による苦悩なんかが書かれています。

それこそ同じ経験をした人には共感できるかもしれませんが、圧倒的にそんなことを経験していない人のほうが多いじゃないですか。だから何かそこら辺で妙にドラマじみてる感じがしてしまい否定的な意見を産み出している要因なのではないかと思います。

まあ、こればっかりはなかなか経験できないので、もしこれを読んだ社長のなかで上場を経験すれば『あー、分かる!』となるのかもしれませんね 笑。

いずれにせよ起業する、あるいは起業した人にとっては結構共感できる本だと思います。まだ読んでない人は試しに読んでみても良いかもしれません。

 

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