「あなたはプレッシャーを感じたことはありますか?」そう質問して「プレッシャーを感じたことはありません」と答えられる人はどのくらいいるでしょうか。
多くの人は、自分が「ここは大事!」と思った時、プレッシャーを感じて緊張してしまうことがあると思います。
プレッシャーを感じると力が発揮できない、何とかしたいと思うかもしれませんが、実はプレッシャーというものは、自分自身が勝手に作り出しているものなのです。
結果が分かっていることにはプレッシャーは感じない
絶対に失敗しないと分かりきっていることに対してプレッシャーを感じるでしょうか。答えは「NO」です。
未来を知ることができて、最初から結果が分かっていることに対しては、プレッシャーは感じないでしょう。
成功するとわかっていることにドキドキすることはありませんし、失敗すると分かっていることにもドキドキすることはありません。
このドキドキするという感情がプレッシャーの元なのです。
プレッシャーを感じるメカニズムをザックリと説明すると、結果を心配することにより脳内でストレスホルモンが過剰に分泌され、前頭葉が正常な働きをしなくなることによるものです。
つまり、結果がどうなるか予想できず、心配してしまうというマイナス思考が、プレッシャーの原因となっているわけです。
失敗してもいいことにはプレッシャーを感じない
結果が分からなくてもプレッシャーを感じない時があります。それは、失敗してもいい時です。
例えば、草野球で打席に立った時、多くの人はプレッシャーを感じることはありません。勝ち負けは関係なく親善目的の野球であれば、その打席の結果はヒットを打とうが三振しようが、その後の生活に何の影響も与えないからです。
しかし、その打席によって生活に影響を与えるようなことがかかっていたらどうでしょう。
ヒットを打ったら100万円とか、失敗したら罰金100万円など。その瞬間に「失敗したくない!」「失敗したらどうしよう…」というプレッシャーを感じます。
ここで、どんなに生活に影響を与えそうなことがあっても、親善目的の草野球の打席のように「失敗してもいいや」と開き直れると、プレッシャーは感じません。罰金100万円が、罰金100円であれば全くプレッシャーを感じなくなるものです。
つまり、「失敗しても罰金を払う」ということ自体は変わらなくても、その結果が本人にとって失敗してもいいか悪いかで、同じ状況でもプレッシャーの有無が変わってくるのです。
プレッシャーを克服する方法4つ
では、プレッシャーを克服する方法はあるのでしょうか。結論から言うと、克服する方法はあります。
プレッシャーは、自分自身が持つマイナス思考が作り出しているものです。周りの状況を意識するあまり感じてしまうものなのです。
なので、自分自身の力でそれを跳ね除けることができるというわけです。
慣れる
慣れていないことは失敗する可能性が高く、不安に思ってしまいます。
とすると、その不安を取り除くには何度も繰り返し経験して、確実に成功するようになればいいわけです。
成功体験を積み重ねることによって不安を感じなくなり、プレッシャーを感じなくなることでしょう。
プレッシャーを楽しむ
プレッシャーのかかる場面というのは、多くの人に注目される場面であったり、何かを決定づける大事な場面であったりします。
プレッシャーを感じない人は、こういった大事な場面を楽しむことができます。
「こんなに注目されて楽しい!」「こんなに大事な場面を経験できて嬉しい!」と、結果云々よりもその場を楽しむことができれば、プレッシャーを感じることがなくなることでしょう。
自分に自信を持つ
自分を信じられず、失敗するかもと不安になるからプレッシャーを感じてしまいます。であれば、自分を信じられればプレッシャーを感じることは無くなります。
絶対に失敗しないことにはプレッシャーを感じないように、失敗しないという自信が持てればプレッシャーから解放されます。
過信は実力を出し切れない恐れがありますが、確固たる努力をしていれば、過信ではなく自信になります。
気持ち次第でプレッシャーから解放されることができます。
結果に対して開き直る
そもそも、失敗するかもしれないという不安がプレッシャーになるのですから、結果を気にしなければプレッシャーを感じることはありません。
一流のスポーツ選手などは、プレッシャーを克服するために、人一倍努力をします。
「あれだけ練習したのだから結果は後からついてくる」と開き直れれば、大きなプレッシャーから解放されるでしょう。
まとめ
いかがでしたか。どのTipsも失敗を気にしないという共通点がありました。
未来というのは分からないから不安に感じます。しかし、どうなるか分からないから人生は楽しいのです。
未来に希望を持てばきっとプレッシャーから解放されますよ。
それではまた、see you!
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