【書評】「何をやっても続かないのは、脳がダメな自分を記憶しているからだ」で自分を変えるための脳の習慣を知る

公開日: 書評

何をやっても続かないのは、脳がダメな自分を記憶しているからだ

何をやっても続かないことってありますよね。高い意識を持ち、目的を達成させる強い意志を持っていれば、何でも続けられることができるのですが、それがなかなかできないから悩みのタネになっているんです。

しかし、それは何も自分が悪いわけではないらしいんです。なぜなら、何をやっても続かないのは、脳の習慣にかかわることを知らなかっただけなんですから…。

というわけで、今回ご紹介するのは、何をやっても続かない理由を、脳科学の専門家が科学的に研究し、解決してくれる本です。

さっそくご紹介しましょう。

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「何をやっても続かないのは、脳がダメな自分を記憶しているからだ」内容紹介

では、いつものように、Amazonの商品紹介からサクッと内容をご紹介。

習慣化とは、脳の回路を〝デザインする″こと!

「ダイエットが続かない」 「タバコがやめられない」「英会話を始めたのにすぐに挫折してしまう」「子どもに片づけができるようになってもらいたい」など、日頃からなんとかしたいと思っているけれど、一向に身につかない習慣ってありますよね。

本書ではそうした「自分が身につけたい良い習慣」「すぐに止めたい悪い習慣」「他人に身につけさせたい習慣」など、習慣化についての悩みを「脳の仕組み」という切り口で解決します。

◎行動の9割は習慣が支配している
◎潜在意識を利用した習慣化の仕組み
◎誘惑に打ち勝つ方法
◎頭が良くなる食べ物
◎ダイエットを成功させる60秒ルール
◎脳の機能をアップさせる方法
など、最新の脳科学の研究事例が満載!
“ダメ習慣”に支配されたあなたの「怠け脳」が「働き脳」に生まれ変わります。

出典:Amazon 「何をやっても続かないのは、脳がダメな自分を記憶しているからだ」

そもそも、何をやっても続かないのは、自分がダメ人間なだけだと思っていたのですが、それが脳の習慣のせいだと知れば、ちょっと救いがありますよね。

本書では、自分の習慣だけでなく、子供が家事を手伝ってくれないとか、旦那さんが飲んで帰ってくるときに連絡をよこさないとか、部下を何度叱ってもミスがなくならないなど、いくら言っても直らない他人の習慣ですら劇的に変える方法があるのだとか。

では、どうすればいいのか?というと、結局自分の習慣だろうが、他人の習慣だろうがやり方は一緒なのだとか。脳の特徴を理解してそれを習慣化に活かせば、誰でも楽しみながら行動を変えることができるというわけです。

結局、「習慣を変える」というのは、「脳を変化させること」なのだとか。

だから、逆に言うと、自分が変われないのは、決して「意志力」が弱いからではなく、むしろ脳がとても優秀だから起こるみたいです。

そこまで言われると、じゃあどうすればいいの?と前のめりになってしまいますよね。では、本書の中から気になったところをピックアップして紹介していきます。

 

行動の9割は意思とは無関係

この研究で、1日当たり人がどのくらい決まった行動、すなわち、習慣にそって行動しているのかを解析しました。すると、習慣による行動は90%もあることがわかってきたのです。ということは、自分で考えてする行動はなんと10%以下。つまり、習慣が人の行動のほとんどを支配していたのです。

自分の行動を振り返ってみると、確かに習慣化された行動が多いことに気がつきます。

駅に向かう道。乗る車両の位置。途中によるコンビニと、そこで買うもの。会社についてからも、行う行動は、メールチェックや会議の進行方法、途中に行くトイレの場所まで、ほぼ習慣化されていました。

つまり、自分の意志で行動していると思っていたことが、実は習慣に支配されて自動意志で行動していたということです。

なぜそうなるのかというと、自動意志で行動することにより、脳が必要最低限のエネルギーで意思決定ができるからなのだそうです。

確かに、脳をフル回転させて考えようとすると、脳がパンクしそうになる感覚になったりしますよね。で、毎回そうなると、脳の負担が大きくなり、多くのストレスを抱えてしまうことになります。

それが、自動意志で行動ができるようになると、同時進行でいろいろなことをできるようになります。

例えば、車の運転などがいい例です。両手でハンドルを握り、右足でアクセルとブレーキ、左足でクラッチを操作しながら、ウインカーやシフトレバーを操作します。しかも、それは前方を気にしながら、バックミラーやサイドミラーで、周囲も気にして運転しなければなりません。

言葉にしただけでも、目が回りそうな感じですよね。運転したことがない人にしてみれば、そんなこと同時にできるはずがない!と思ってしまうかもしれません。

でも、できるようになるんですよね。運転になれてくると、これらの操作が習慣化され、無意識のうちにできるようになるので、さらに同乗者と会話したり、音楽を聴いたりすることも可能になります。

 

習慣と依存症はよく似ている

例えば、塩は体に必要な物質です。ネズミやラットを使った実験で塩を長いこと食べさせないと、塩に対して脳の中で依存症のような症状が出ることがわかりました。また、運動に対しても依存症になる人がいます。アメリカでは毎日かなり走らないと気が済まないという人の例も報告されています。

本書の中で紹介されていたのは、常習性のあるものだけでなく、体にいいものでも習慣化されると依存症に近い症状となるという例ですね。

実際、小さいころから食後に歯磨きをすることが習慣化されていると、食後に歯を磨かないと気持ち悪くてしょうがないと思ったりしないでしょうか。これもある意味、習慣化からくる依存症に似た症状ですよね。

ということは、普通に行動や思考を変えようとすると、過去からの習慣を根本から変えなければならないってことですよね。しかもその習慣化されたものは、依存症によく似ているくらいですから、変えるためにはそれなりのエネルギーが必要となってくるわけです。

だから結局変わらないのか!というと、そんなことはありません。大切なのは、脳の仕組みを知って、習慣化されたことを変えてあげればいいだけというわけなんです。

 

「考え」は書くだけで扱いやすくなる

まずは、紙に「自分の考え」を書いてみます。そして、その考えをどうしたいのかを決めます。つまり、その考えを取っておきたいのか、捨ててしまいたいのか?という選択をするのです。そうすると、ものを取っておく、捨ててしまうということと同じように扱えるというのです。

目標などを、紙に書いて部屋に貼っておくというのは、目標を達成するためのコツとして広く伝わっています。また、「なりたい自分のイメージをノートに書く」といった「考えを紙に書く」というのも、最近では広く広まっている方法だったりします。

本書の中で紹介されていたのも、それらの紙を手帳や財布など大切なものをしまっておく場所に紙を入れておくと、紙に書かれた考えが、さらに行動や判断に強い影響を与えるのだとか。

しかも、それは考えを取っておくという方法以外でも効果があるらしく、自分のやめたい習慣やダメな自分のイメージを紙に書いてビリビリに破いて捨てたり、燃やしてしまうだけでもいいのだとか。

さすがに、たった一回それをやっただけで悪い習慣が変わるわけではないですが、変わりたいと思ったときに都度やるだけでも、少しづつ効果が出てくるかもしれません。

 

「快」の刺激でやる気を持続させる

レコーディングダイエットという方法がありましたが、この方法は、こまめに体重を量ることで、自分のアクションの結果をすぐに(60秒以内)見える化するところが優れている点です。レコーディングダイエットをする上でのポイントは、少ない体重変化でもすぐにわかるような感度の良い体重を使うことです。
食べては体重を量り、トイレに行っては体重を量り、汗をかいては体重を量りということをしていると、自分のアクションの結果がすぐにわかるので楽しみになります。そして、その変化をグラフにすると、経時的な体重変化を見られることが「快」となるのです。

何かを続けようとしたときに、続く時と続かない時の差って何だと思いますか?それは、「快」があるかどうかです。努力したことがすぐに結果としてあらわれると、楽しくなってどんどんと続けようとしますよね。逆になかなか結果が出ないことには、モチベーションを保つのが難しくなり、習慣化される前にやめてしまいます。

つまり、習慣化されて自動意志で行動したり思考したりできるまでは、「快」が必要不可欠ということです。

本書の中で紹介されていたレコーディングダイエットですが、実際に私もダイエットをする際に実践していました。毎日体重を量ることにより、目に見えて減っているのを把握できたので、さらに頑張ろう!と続けることができたのです。

参考ダイエット中なのに3日に1回飲みに行っても2ヶ月で10kg痩せた方法

これが、結果がでず、なかなか体重が減らなかったら、おそらく続かなかったでしょうね。そういえば、ダイエット中に運動しようとジョギングをしましたが、「快」が全くなく、辛いだけだったので続きませんでした。

かつて、フルマラソンを走るためにジョギングしていた時は、「走り終わったらビールが美味い!」という「快」があったから続きましたが、ダイエットのためだと走り終わってもビールが飲めないので続かなかったんですね。これには非常に納得しました。

参考【体験談】横浜マラソン2015に出場して完走してきました!

 

まとめ

今回紹介したのは、本書の中の本の一部でしたが、他にも「誘惑から自由になる」という悪い習慣のやめ方や、「身近な人の行動を変える」という他人を変える方法なども収録されており、続かない自分を変えるための方法が脳科学を通して解説されています。

こういった本だと、根性論的な話だったり努力する方法だったりといった自己啓発本が多いのですが、脳科学の観点から分析されてしまうと、説得力がかなりありますよね。

私自身、短期間でダイエットを成功させた際に意識していたことなどが、本書の中にあったりして、「そうそう…」と納得しながら読み進めていってしまいました。

自分や周囲の人を変えたいけど変えられないと悩んでいる方必見の一冊です。

それではまた、see you!

参考毎日続けるためのコツ3つ

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  • 名前:コヤマタカシ
    上場企業で働きながら週末社長として起業しました。起業した記録とマインドハックを備忘録として記録しています。
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