【書評】誰にも教えたくない「口ベタでも上手くいく人は、コレをやっている」こと

公開日: 書評

口ベタでも、上手くいく人はコレをやっている

コミュニケーション力が高い人といえば、「話し上手で相手の気持ちをつかむのが上手な人」というイメージが思い浮かびますが、実際は、口ベタでもコミュニケーション力が高い人はいっぱいいますよね。

話をするのが好きでも、うまくコミュニケーションを取れない人もいますし、口ベタでもコミュニケーション力が高い人もいます。実は、コミュニケーションで必要なのは、「話し方」や「聞き方」ではないのだそうです。

というわけで、今回ご紹介するのは、前回に引き続きコミュニケーション本です。

「話し方」、「聞き方」、「伝え方」よりも、もっと大切なメソッドをもとに、ビジネスでの交渉事からプライベートな人間関係まで、あらゆる場面で使える会話テクニックを教えてくれる本です。

それでは、さっそくご紹介したいと思います。

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「口ベタでも上手くいく人は、コレをやっている」内容

では、いつものようにAmazonの商品説明を引用しようと思いましたが、すこし紹介文が長いので、一部を抜粋して紹介します。

著者は、インド人国際コンサルタントにして、セミナー講師。
一般の日本人に比べて、ボキャブラリーの数も、日本語も自由に操れるわけでもありません。
それなのに、お金も人脈もどんどん引き寄せています。

その秘密を、具体的なコミュニケーションメソッドを交えながら、徹底的に解説したのが本書です。
初対面、異性、上司、部下、雑談、プレゼン、商談、パーティー、合コン、告白など、あらゆる場面で相手をつかむメソッド満載の1冊です。

出典:口ベタでも上手くいく人は、コレをやっている (フォレスト2545新書)

著者のサチン・チョドリーさんは、インド出身でありながら、お金も人脈もないところから「コミュニケーション力」を武器に様々な人脈を築いていったそうです。

そして、その秘密が印僑エリートたちの成功法則である「ジュガール」に基づいたメソッドを持っていたから。

ちなみに、「ジュガール」とは、簡単に言うと「自分の想像の枠を超えて物事を可能にするための解決策」であり、インドでは「困ったときはジュガールを使え!」と日常的に言われているそうです。

なお、「ジュガール」の考え方については、『大富豪インド人のビリオネア思考』で説明されているそうなので詳細は割愛しますが、本書では、この「ジュガール」の教えに基づいた「会話術」や「コミュニケーション術」が存分に紹介されています。

では、その中から、いくつかピックアップしてご紹介します。

 

半分以上は、「相手のメリット」になることを話す

それまでの私は、ベンチャーキャピタリストを相手に40分くらい話ていましたが、その人は「10分だけにしろ」と言うのです。
「10分だけしゃべって、そのうち5分は相手にとってメリットになることをしゃべりなさい。次に、なぜそれがメリットになるのか、理由を説明しなさい。そして、この1年、2年、3年でこういうメリットがあると、期日を具体的に話してみなさい」と教えてもらいました。

先日ご紹介した「伝わっているか?」でも書かれていましたが、聞く側にとってメリットがないことは、聞く耳を持ってくれません。どんなに伝えたい気持ちがあっても、伝える方法が間違ってしまっていては、どんなに熱意をもって話しても「伝わる」のは難しいでしょう。

では、どうすれば話を聞いてもらえるのか?それは、相手にメリットのあることを話すことです。

最初に伝えたいことを話し、それが相手にとってどれだけメリットがあるのか?そして、それがなぜメリットになるのか?を話されたら、誰だって興味をもって耳を傾けてしまいますよね。そうやって興味を引いたらこっちのものです。

あとは年単位のメリットを提示することにより、相手にとってのメリットが、より具体的にイメージすることができます。

 

口ベタだから話せないはウソ!越えるべき5つの「心の壁」

伝えたいことがあるのに、自分であれこれ考えて、伝えられずにいることが結構ありませんか?自分で相手の気持ちを先回りして想像したり、あるいは思い込みによって、会話を自制しているのです。つまり、自分で壁を作り、コミュニケーションを難しくしていると言ってもいいでしょう。「会話ができない」のは、口ベタが原因ではありません。

そもそも、コミュニケーションにおける壁は、心の壁であり、そのほとんどが自分で作ってしまっています。つまり、心の壁があるからこそ、口ベタになってしまっているといってもいいでしょう。ということは、その心の壁を取り除くことができれば、コミュニケーションや会話が格段に上達するのだそうです。

そして、特に日本人は、次の5つの心の壁が、会話の上達を妨げているのだとか。

  1. 遠慮の壁
  2. 思い込みの壁
  3. 新しいものを拒絶する壁
  4. 心配性の壁
  5. 羞恥心の壁

1つめの「遠慮の壁」というのは、相手に気を使いすぎてしまい、遠慮しすぎて積極的に会話をしようとしないこと。

2つめの「思い込みの壁」は、「こうでなければならない」という思い込みが強い状態。自分で勝手に思い込んでしまって、積極性がなくなります。

3つめは、「新しいものを拒絶する壁」。これは現状の居心地の良さから抜け出そうとしないことです。心配することを恐れ、チャレンジする気持ちがないと、この壁を越えることができません。

そして4つ目の「心配性の壁」は、ものごとをネガティブに考えがちな状態。3つ目の「新しいものを拒絶する壁」にも通じることですが、ネガティブな気持ちが強いと積極性がなくなり、新しいことにもチャレンジせず、コミュニケーションを取ろうとしなくなります。

最後に5つ目は、「羞恥心の壁」です。間違えることを恥ととらえて挑戦しなくなります。

特に、この中で重要なのは「遠慮の壁」を取り払うこと。あらゆる場面で共通することは、「遠慮していては利益を得るチャンスを逃す」ということ。相手に気を使うのはもちろん必要ですが、気を使いすぎてコミュニケーションが取れなければ、相手のメリットにもなりません。もし、相手に気を使うのであれば、相手のメリットになることをした方が相手のためになるというわけです。

また、「心配性の壁」も積極的に取り払う必要があります。ものごとをネガティブに考えてもいいことはありません。ネガティブに考えることによって、間違えたら恥ずかしいと思う「羞恥心の壁」が出来てしまうわけですし、ネガティブに考えるからこそ新しいものを拒絶してしまうのです。

ということは、できるだけ「ポジティブ」に考えるようにすれば、これらの壁を取り除けるということ。そうやって、一つひとつの壁を自分自身の意志でなくしたり、ハードルを低くしてあげれば、コミュニケーション力をどんどんと上げることができるのです。

 

思い通りに会話が進む「魔法の5ステップ」

ビジネスでもプライベートでも、自分の求める結果を導き出したいときってありますよね。そこで、自分の気持ちを一方的に伝えようとしても、うまくはいきません。

そんなときに有効なのが、本書の中で紹介されている「魔法の5ステップ」です。

  1. 雰囲気づくりのステップ
  2. 信頼を得るステップ
  3. 関心を聞きだすステップ
  4. 伝えるステップ
  5. つなぐステップ

それぞれのステップについては、本書の中に詳しく説明されていますので、ネタバレ自重ということで割愛しますが、要するに「いきなり伝えようとしない」ということ。

相手に伝わるように、雰囲気づくりをしたり、信頼を得ようとするのは、自分と相手との間に心の橋を架けるということです。相手のことを思ってコミュニケーションを取るというのは、先日ご紹介した「伝える」のではなく「伝わる」に通じるところがありますよね。

そういった意味では、結局のところコミュニケーションの極意というのは、どれだけ相手のことを考えられるか?ということに尽きるのだと思います。

 

まとめ

口ベタでも上手くやっている人の方法ということですが、結論から言うと「話し方」や「聞き方」の前に、「自分自身の壁」を取り除くことや、「相手に伝わりやすい状態」を準備するということです。

しかしながら、そこまで準備をしたとしても、結局は「伝わるように伝える」必要があるのですから、口ベタなことを克服しない限り、うまくコミュニケーションが取れないと思うのですが、そこらへんの解決策としては本書の第4章や第5章が参考になります。

なんにせよ、どんなにマインドやテクニックを学んだとしても、行動に移さなければ何も変わりません。口ベタでもうまくやっていくためには、失敗を恐れずに思い切って変わるしかないのかもしれません。

 

あらゆる場面で、相手をつかむメソッド満載の1冊は、コミュニケーションに悩む人必見です!

それではまた、see you!

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  • 名前:コヤマタカシ
    上場企業で働きながら週末社長として起業しました。起業した記録とマインドハックを備忘録として記録しています。
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