確定申告で後悔しないために知っておきたい!!医療費控除は日ごろの準備が必要です

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確定申告なんて、自営業の人とか家買った人しか関係ないんでしょ?っていうサラリーマンが多いと思います。実際、サラリーマンの場合、勤めている企業で年末調整をするので、確定申告をしている人は少ないでしょう。

でも、実は意外と他人事ではなかったりするのです。それは、医療費控除です。

今更この時期に確定申告の話!?と思うかもしれませんが、医療費控除に関しては日ごろの準備が必要だからです。「医療費控除なんて関係ない!」と準備をしていないと、いざとなったとき控除が受けれなくなるのでこれを機に知っておきましょう。

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確定申告とは…

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確定申告(かくていしんこく)とは、税金に関する申告手続を言い、日本においては次の諸点を指す。

1.個人が、その年の1月1日から12月31日までを課税期間として、その期間内の収入・支出、医療費や家屋の新築・増改築・売買、盗難や火災、寄付、扶養家族状況などから所得を計算した申告書を税務署へ提出し、納付すべき所得税額を確定すること
2.法人が原則として自己の定款に定められた営業年度を課税期間としてその期間内の所得を計算した申告書を税務署へ提出し、納付すべき法人税額を確定すること
3.消費税の課税事業者である個人又は法人が、課税期間内における消費税額を計算した申告書を税務署へ提出し、その納税額を確定すること

確定申告 -Wikipedia-

払う税金を確定する手続きです。払いすぎた税金が様々な控除によって戻ってくるのも、確定申告をしなければ返ってきません。

 

医療費控除には準備が必要

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1年間で家族でかかった医療費の合計が10万円を超えていると場合、医療費控除が受けれます。実は、私は勘違いしていたのですが、個人ではなく家族の合計というところがポイントです。

この家族というのは、扶養に入っているかどうかということは関係ありません。私の嫁は普通に働いていたので、私の扶養には入っていなかったのですが、医療費控除は家族のうち収入が多い人がまとめて申請できるので、一緒に申請することができたのです。

それでも、たいていの人は手術や入院などしなければなかなか10万円も医療費がかかることはないと思いがちですが、実は意外と超えるケースがあります。それが、出産です。家族が出産する場合、医療費が10万円を超えることがあるので医療費控除が受けれます。

そんなことは知らず、私は自分でかかった病院のレシートを捨ててしまっていたので、今年出産予定の方は気をつけましょう。

 

「家族」の定義

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医療費控除でいう家族とは、「生計を同じくする人」を指すらしいです。なので、極端な話仕送りをしている人も生計を同じくしているので医療費控除の対象となります。単身赴任で別居していても、子供が大学生に行くのに上京して仕送りをしているような場合でも「家族」となります。

 

医療費控除の対象となるもの

医療費の対象になるのは以下のようなものです。

医療費控除の対象となる医療費 -国税庁 HP-

キーワードとなるのは「治療」にかかった費用ということ。

  • 入院通院代
  • 妊娠中の検診費用、出産費
  • 処方された薬代
  • 通院にかかった交通費(ただしガソリン代、駐車場代は対象外)
  • 治療としての歯科矯正
  • レーシック費用
  • 風邪薬や湿布など治療のために薬局などで購入した市販の医薬品

ここでポイントとなるのが、通院にかかった交通費が控除の対象になるということ。通常はバス代や電車代がその対象となりますが、バスやタクシーが使えない地域や、緊急を要する場合はタクシーの利用も対象となります。奥さんが妊娠したら医者のレシート、交通費のメモを必ずとっておきましょう。

また、病院以外にも街中の薬局で購入した医薬品も対象になるので、レシートは捨てずに取っておくことが大事です。なお、最近では法改正がされて、レーシック費用も対象となったようです。どれが対象となるか細かく知りたい場合は、お近くの税務署で相談してみましょう。

 

医療費控除の対象とならないもの

逆に、健康維持、美容、予防、疲労回復にかかわるものは対象となりません。

  • 自己都合の差額ベッド代
  • 美容目的の整形やインプラント、歯列矯正
  • インフルエンザなどの予防接種
  • 資格を有しない人が行うマッサージ
  • メガネやコンタクトレンズ費用
  • 健康診断や人間ドック費用(ただし病気が発見された場合は対象となる)
  • 診断書作成費用

捨ててしまった場合でも諦めるのは早い!

医療費控除が受けれることを忘れて、今までかかった費用のレシートを捨ててしまった!という人も多いかと思います。

実際、私も風邪で通院した病院のレシートや歯医者のレシートを捨ててしまった後に医療費控除に気がつきました。たいていの場合、それで諦めてしまう人も多いかと思いますが、諦めるのはまだ早いです。ダメもとでかかった病院に電話して領収書の再発行をお願いしてみましょう。病院によっては再発行してくれるところもあるのです。

私の場合、風邪で通院した病院は再発行できませんでしたが、歯医者の方は再発行してくれました。

 

まとめ

こうしてみると、医療費が年間10万円を超えるような状況は意外とあります。日ごろから病院、薬局のレシートや、交通費のメモなどこまめに取っておきましょう。

また、控除は5年まで遡って申請することができます。申請し忘れていた場合はまだ間に合いますよ。

 

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