【横浜DeNAベイスターズ】毎年Bクラスのチームで王道采配を振るってしまった中畑監督の失態

公開日: ベイスターズ, 戯言

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photo by 横浜DeNA BAYSTARS

昔からブログで話題にしてはいけないものとして、政治と野球の話があります。

人それぞれ考え方が違うため、素人が安易に話題にすると炎上しやすいからというのがその理由のようです。

しかしながら、そんなタブーを犯してまでも取り上げたいほど昨日の試合はショックでした。

 

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毎年Bクラスということを忘れたかのような中畑監督の采配

プロ野球を見ていると、監督の采配で素人が見て「おかしいだろ!」と思える采配はいくらでもあります。

しかし、素人はその時のベンチ裏の状況など知る由もないただの無責任な批判です。外からではわからない色々な事情(例えば情報に上がってきていない選手の故障や体調不良など)も考慮しての采配である可能性もあるので、プロの采配を安易に批判するものではないというのが私の持論です。(まぁ、TVを見ながら文句を言う程度のことはしますが…)

それを差し引いても、昨日の采配については疑問だらけだったので、ひとつつづつ整理したいと思います。

 

クリーンナップに3連発を浴びた直後の新人投手への継投

序盤に5点を先制し試合を優位に進めていたベイスターズでしたが、5回まで0点で抑えていた尚成が巨人のクリーンナップに3連発を浴びて降板します。そこで中畑監督がマウンドに送ったのが新人の三上でした。

まず、この継投が後の継投ミスに繋がります。

本来、新人投手のプロ入り2戦目の登板としては荷が重すぎます。中畑監督にしてみればそれほど期待をしている投手なのでしょう。

しかしながら、どんなに期待をしていると言っても、まだプロ入りして1試合しか登板していません。そして、その1試合も8点差で負けているプレッシャーの少ない状況で投げた程度です。

たった1試合の好投で出すにはあまりにも酷な状況だった

確かにその時のピッチングは素晴らしく、3イニングを1安打に抑えて好投した結果を見ると、今シーズンの活躍を期待させるものでした。

しかし、状況を冷静に考えると、前年最下位でオープン戦も1勝しかしていないヤクルト相手に、8点負けている状況で好投したというだけです。

昨年までシーズン2連覇中で今年もダントツの優勝候補の巨人相手に、勝っているとはいえ5点差あった状況がHR3連発で2点差に迫られ、なおも阿部、坂本と強打者が続く状況で投げるには、まだ早いと言わざるおえません。

しかも、それまで0点に抑えていた先発投手が突然崩れたという状況ですから、まさか突然自分の出番が回ってくるとは思っていなかったことでしょう。慌てて準備をして出てきたというような状況で実力を発揮できるほどの経験は持ち合わせていませんでした。

案の定3連続四死球でノーアウト満塁のピンチを迎えます。完全に勢いに飲まれ、本来の力が出せていない状態でした。

運良く勝ったギャンブル継投が更なるギャンブル継投に繋がってしまった

ここで開き直れたのか、代打高橋由を見逃し三振、長野を併殺に打ち取り、0点に抑えます。本来の投球でピンチを切り抜けることができたことは、三上にとって大きな自信と経験になったことでしょう。

しかし、それは結果論でありギャンブル以外の何ものでもありません。ここで0点で抑えることができ、ギャンブルに勝ってしまったがために、、さらなるギャンブル的な継投に繋がってしまったのです。

 

早すぎる主砲ブランコの交代

6回のピンチを切り抜けた後、すぐさま3点を返して再び5点差になったことで中畑監督としては勝ちを意識したのかもしれません。7回裏の攻撃、ヒットで出塁したブランコに代走を出してしまいます。この交代も明らかに早すぎました。

逆転された後の9回に打席に立つことができず

5点差とはいえ、ベイスターズには自信をもって送り出せるリリーフ投手がたくさんいるわけではありません。オープン戦でも終盤に投手が打ち込まれて逆転負けという試合が何試合かありました。

ましてや相手は強力打線の巨人です。

5点とはいえ、自軍のリリーフ陣を考えると9回にもう一度打席が回る状況での主砲の交代は、早々に勝利を確信したかのような采配でした。

結果として、8回に逆転をされた後の9回に先頭の梶谷が死球で出塁しますが、そんな大事な場面でブランコが打席に立つことはできませんでした。

 

リリーフ陣を出し惜しみし、登板させたのはまたしても新人投手

主砲を早々に交代させ勝利を確信するのであれば、8回からの継投は山口-ソーサという勝利の方程式でした。しかし、5点差というセーブのつかない状況で送り出したのが、またしてもプロ2戦目の新人、平田でした。

平田も先に投げた三上と同じく開幕戦で1イニングを0点に抑える好投をした今シーズン期待の投手です。しかし、三上と同じようにやはり負け試合でたった1イニング抑えたというだけです。5点差とはいえ、流れがいくと一気に爆発する巨人打線相手ではセーフティリードとは言い切れません。

6回のギャンブル的な継投に勝ってしまったことが更なるギャンブルを続けてしまった

ここからは推論ですが、6回に新人の三上がピンチを招いたとはいえ0点で抑えてしまったことで、同じように平田にも経験を積ませようという判断になったのではないかと思います。

たまたまギャンブルに勝ってしまったために、負けるまでギャンブルを続けてしまうという典型的なパターンにはまってしまったのです。

 

炎上した山口を晒し者に!

そして最後は慌てて送り出した山口の炎上です。8回に平田を送ったことで、おそらく山口としては出番はないと一度気持ちを切ってしまったのではないでしょうか。

三上の時もそうでしたが、気持ちが投げる準備のできていない状態で登板し、抑えられるほど巨人の打線は甘くはありません。一度火のついた巨人打線と、一度気持ちを切ってしまった投手。8回の継投ミスの時点で勝負は決まってしまっていたのです。

経験の浅い黒羽根のリードにも原因が

また、かわいそうだったのが黒羽根のリードにも足を引っ張られたということでしょう。山口の武器はストレートです。しかし、実力ではなく、消去法で今年から正捕手となった黒羽根の経験の浅さがリードを狂わせました。

これは平田の時もそうでしたが、得意のストレートではなく、変化球ばかり投げさせます。そんな逃げ腰のリードで抑えられるほど巨人打線は甘くはありませんので、案の定連打を浴びます。

開き直った山口はサインに首を振りストレートを続けます。しかし、ピンチに力んでしまい決め球のフォークが何度も指に引っ掛かりコントロールできません。カウントを悪くして甘く入ったところを狙い打たれてしまいます。同点にされ、押し出しの四球を出した時点で山口に気持ちは完全に切れていました。

それでも山口を続投

中畑監督としては最小の点差で8回、9回の攻撃に託したかったと思います。逆転された状態でソーサを出すわけにはいきませんからブルペンには山口以上に頼れる投手がいません。そういった意味で、山口の続投という決断になったのだと思います。

しかしながら、山口も昨年は故障でストッパーの座をソーサに譲り、一昨年までのような万全の状態ではありません。まだ自信を取り戻せるほどの状態ではない状況で晒し者になってしまったことにより、また自信を失ってしまったのではないかと心配しています。

信頼できる投手がいなかったのかもしれませんが、今後のチームや山口自身のためを思うなら10点も取られる前に代えてあげるべきでした。

 

常勝巨人にいたことにより王道采配という過ちを犯した中畑監督

チームとしては初戦を善戦したとはいえ落としており、2年間で9勝しかしていない相手に対して隙を見せてはいけませんでした。ましてやチームは開幕3戦で1勝2敗と負け越しています。1戦1戦を大事に戦うのであれば、勝てる時に万全を期して勝つ采配をするべきでした。

なぜなら、ベイスターズは万年Bクラスであり、一昨年まで5年連続最下位のチームです。セーブのつかないときにリリーフを出し惜しみしたり、新人の経験の場にしたりするような余裕はないはずなのです。

そういった点でいえば、原監督や落合GMなんかは優勝を争える戦力であっても隙を見せる采配はしませんでした。

メジャーでも強いチームは隙を見せない

メジャーでも昨年のワールドチャンピオンのレッドソックスも開幕2戦目に4点差でセーブのつかない状況で田沢-上原という勝利の方程式を投入していました。

世界一のチームでも出し惜しみしないのに、万年最下位のチームが隙を見せる。こういったところがベイスターズの弱さなのでしょう。

 

まとめ

開幕カードのヤクルト戦で1勝1敗。巨人戦の初戦で負けたとはいえ善戦し、「今シーズンはいけるぞ!」という期待を2戦目の勝利でさらに高めるための絶好のチャンスでした。それだけに、この逆転負けはチームとしても、ファンにしても、かなり大きなショックを受ける試合だったと思います。

ただ、この試合を教訓にどんな状況も隙を見せず1戦1戦大切に戦うことができれば、本当にCS進出というのも期待できるようになるかもしれません。

 

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  • 名前:コヤマタカシ
    上場企業で働きながら週末社長として起業しました。起業した記録とマインドハックを備忘録として記録しています。
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